「あら!忙しいなら早く話すわね」毎度、凄いタイミングで電話してきて...切ってくれない73歳の義母

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:にじいろ
性別:女
年齢:42
プロフィール:保育園児の子供がいるワーママです。

「あら!忙しいなら早く話すわね」毎度、凄いタイミングで電話してきて...切ってくれない73歳の義母 33.jpg

よくある話だと思うのですが、73歳の義母からの電話は、いつも「なぜよりによって今?」という時にかかってきます。

車に乗り込みさあ出発しようとエンジンをかけたとき、仕事の接待の飲み会中、子供がやっと寝付いた瞬間など、こちらとしては勘弁してという時を狙ったかのようにかけてくるのです。

もちろん義母に他意はありません。

かけよう! と思った瞬間が義母の電話をかけるタイミングなので、いつも電話は不定期にかかってきます。

ですが、実際電話に出て「今仕事で飲んでいて......」といって切ろうとしても切らず、話し続けるのが義母。

「デパートにいったらはちみつが売ってて、それを試食したらおいしかったんだけど、にじいろちゃん知ってる?」

話の内容は緊急度ゼロ!

会社の同僚からは「伝説の長電話」と言われる始末です...。

そんな義母の電話が、先日海外出張に向かう飛行機の搭乗時にかかってきました。

まさに飛行機に乗ろうとした瞬間スマホの画面に光る『お義母さま』の文字。

よりによって今!? 

取らなければいいのですが、ここで取らないと、折り返せるのが飛行機を降りる6時間後。

今伝えておかなきゃと急いでとって「今から飛行機飛びますんで!」と私。

すると普通なら「わかったわ、もう切って」といってくれそうなのですが、義母は「あらそう! なら早く話すわね!」といって切ってくれませんでした。

その話は、新聞でみたニュースについての私見。

「私はそうじゃないと思うんだけどね〜」とのこと。

そんなこと、同居している義父に話せばいいのに!

私は飛行機の座席に座り、横では客室乗務員さんが電話を切ってねと微笑んでいます。

早く切らないといけません。

「この話は夫くんに話してください! 6時間は電話が通じませんからね! すみません!」

無理やりこちらから切らせてもらいました。

そして6時間後、空港に到着してスマホの電源をつけメールを確認したところ、夫からメールがきていました。

「飛行機に乗るからって電話を切られた、嫌われてるんだろうか? って言われたけど、そんなわけない、飛行機に乗る時に電話できるわけないだろっていっておいた。ごめんな」

それを見た時、ああ〜やっぱりそう思っちゃうのね......と私はがっかり。

そうです、義母からの電話も都合が悪ければ取らなければいいのですが、義母はとても心配性。

その時話を聞かずにきってしまうと、「なにかあったんだろうか。私のことが嫌いなのだろうか」と悩んでしまうんです。

それを近所の人に相談しにいってしまったり、ストレスを感じて寝込んでしまったり......。

なので、着信に気づいたら、何を置いてでも義母の電話は取るようにしているのです。

それにしても、いつも「何故よりによって今?」というときを狙っているのかのようにかかってくる義母の電話。

最近では困りつつも、「さすがお義母さん」と面白くなってきてしまいました。

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