「姓が違うと同じ墓には入れんだろ」離婚後、姓はそのままで実家に出戻った母へ「弟からのひと言」

この体験記を書いた人

ペンネーム:ナンシー
性別:女
年齢:47
プロフィール:私の母は離婚後、私と弟を連れて自分の実家に出戻りました。姓を戻さなかったため実家の墓に入れるのか心配です。

「姓が違うと同じ墓には入れんだろ」離婚後、姓はそのままで実家に出戻った母へ「弟からのひと言」 44.jpg

母は私が小学生のころ離婚し、私と弟を連れて母の実家に出戻りました。

父は暴力的な人で、家でお店をやっていたのですが、手伝おうとせず好きなことばかりしていたのです。

母が離婚を決心したのは正解だったと思います。

ただ、小学生だった私は姓が変わるのは嫌だといい、母も私も弟も旧姓には戻しませんでした。

そのまま月日は流れ、私も弟も結婚し姓を変えてしまいました。

私は嫁に行き、弟は婿入りして義理の妹の姓になりました。

大嫌いだった父の姓ですので、姓を残す必要も、跡をつぐ必要もない。

特に深く考えませんでした。

そのため、現在は母だけ父の姓を使い、母自身はその姓で保険や資産形成をしている状況です。

母は苦労しているためお金に対してシビアで、株やら外貨やらさまざまな財テクを行っているようです。

今更姓を戻すと変更の手続きがとても大変らしく、抵抗があるようです。

普段は全く気にならなかったですし、困ることもなかったのですが、祖母が亡くなった後、母を実家のお墓に入れるのかどうかの話が出ました。

母はもちろん入るつもりでいたのですが、母の弟である叔父が「姓が違う人は同じ墓には入れないだろう」と言いました。

母はそれを弟に言われたのがとてもショックだったようです。

叔母は今どきそんなことはないと言ってくれましたが、ネットなどで調べると、あながち叔父の言ったことも間違っていないようです。

お墓を管理するお寺などにもよるらしいのですが、墓主である叔父が「そのままでいいよ」と言ってくれれば、名前だけ入れるなどの方法はあるようです。

ただ、母と叔父の間には少しわだかまりがあるように感じます。

問題はそこなんだと思います。

祖母のなくなる前の5年間、祖母と一緒に暮らし、面倒を見ていたのは母でした。

「そんな心配しなくても、一緒に入ればいいんだよ」

墓の話をしたとき、祖母は母にそう言っていたそうです。

さらに、祖母は亡くなるとき、母に少しお金を残しました。

叔父はそれが面白くないのかもしれません。

母はとても我が強く、人の意見を聞き入れるところがありません。

私も一緒にいると息が詰まることがあります。

言い方が強く、頑ななところがあるのです。

しかし、孤立してしまった祖母を引き取って面倒を見たり、母子家庭で自分のことは顧みず子育てをしてくれた人なのです。

頑固だけれど、母は人一倍さみしがりやな人だとも思うのです。

娘の私としては、なんとか実家の墓に入れてもらいたいです。

ただ母は叔父に頭を下げたくないようで、樹木葬や共同墓地などを探したいと言っています。

私的には樹木葬も悪くはないと思って探したりもしているのですが、「一緒に入ればいいんだよ」と言っていたという祖母のことも思い出し、複雑です。

私が叔父と話し、母に姓を変えさせて実家の墓に入れるようにできないか...とも思っています。

離婚の際に、姓を変えたくないとお願いしたのは...私なので。

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