<この体験記を書いた人>
ペンネーム:にゃっつ
性別:女
年齢:63
プロフィール:娘二人が巣立ち、定年した夫と二人マイペースに暮らす主婦です。
娘二人を育てましたが、二人とも子どもには恵まれなかったため、私には孫がいません。
子どもは授かりものですので、欲しいと思ってもできるものではないことは十分承知しています。
寂しい気持ちもありますが、子どもが欲しくてもできなかった娘たちが乗り越えてきた辛さとは比べ物にならないでしょう。
ただ幸いにも娘二人ともにいいパートナーに恵まれ、幸せそうに暮らしているので安心しています。
ただ3年前、近所に住む私の4歳上の実姉に孫ができました。
遠方に住む息子夫婦に男の子ができたのです。
こちらも長く子どもに恵まれなかった夫婦なので、赤ちゃんができたのは青天の霹靂。
私も小さい頃から知っている甥っ子に子どもができることを、本当に嬉しく思いました。
赤ちゃんが生まれたときは、病院まで見に行ったくらいです。
久しぶりに見る新生児は、天使のようにかわいかったです。
そして姉の孫はすくすく成長し、3歳となる今はわんぱくざかり。
月1くらいで姉の家に遊びに来ているのですが、そのたびに姉は孫のかわいさをよく話してくれます。
ただ、私はそれを聞くたびに少しもやもやしてしまうのです。
姉の話は、「孫が遊びに来てくれて嬉しいけれど疲れる」、「一緒に公園にいったら楽しいけれど疲れる」、「孫が来るとご飯を作らなければいけないので疲れる」といった『孫疲れ』がメイン。
孫が欲しかった私、そして子どもが欲しかったのにできなかった私の娘たちの前で『孫疲れ』の話ばかりなのです。
そして、本当に疲れ切っているのかと思えば、むしろそんなことなく、孫の次の訪問を心待ちにしています。
孫ができる前より体力もついて元気になっていますし、姉の家は裕福なので、金銭面で辛いといったこともないでしょう。
この『孫疲れ』は自慢? 忙しさのアピール? なんなのでしょう?
なぜ素直に孫がかわいいという形で済ませないのでしょうか?
イライラするとともに、そんな姉に孫がいて私にはいないという事実に嫉妬が湧き上がってきます。
「孫がかわいい」と言うのはいいのです。
ただ、孫がいて困るといったアピールがモヤモヤします。
もちろん、大変で困ることもあるのかもしれません。
でも、本人を見ていると、とても困っているようにはみえないのも、納得がいかない要因です。
私の心が狭いのかもしれないと思いつつ、どうしても引っかかってしまいます。
そんな自分に嫌気がさします。
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