ああ...さすがにもう聞き流せない! 介助が必要になった80歳父の愚痴を電話で言い続ける母

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:ジャイアン
性別:女
年齢:53
プロフィール:会社員の53歳女性。

ああ...さすがにもう聞き流せない! 介助が必要になった80歳父の愚痴を電話で言い続ける母 19.jpg

78歳になる母がまめに電話を掛けてくれて嬉しいのですが、内容が愚痴ばかりで困っています。

母は実家で80歳の父と一緒に暮らしています。

父は一昨年辺りから関節痛に悩んでおり、この頃、痛みが強くなりました。

立ち座りや着替えなど、日常の動作が大変になってきていて介助の必要があり、今年からホームヘルパーさんを頼んでいます。

ヘルパーさんが来てくれる様になり、母も楽になっているとは思います。

それでも、父が自分の事が一人で出来ていた頃に比べると、やはり疲れはたまるようです。

実家は車で2時間ほどの場所。

私は自分の家の事もあるため、訪ねて行けるのは2、3カ月に一度くらいになります。

昨年はお盆に帰省したのが最後でした。

その時には母も私に会えて嬉しかったのか、元気に見えたので安心していました。

しかしその後、以前よりも電話がまめになり、愚痴も多くなりました。

内容は父に対してのことがほとんどです。

「お父さんは病院に行っても、ちゃんと自分の事を話さない」

「病気だからって自分では何もしなくていいと思っている」

......などなど。

たまにヘルパーさんについても「気のない返事ばっかりで気分が暗くなる」など、ちょっと言いがかりのような事を言います。

母に言わせると病気で介助が必要になっても、自分で出来る事はなるべく長く続けられる様に工夫をするべきだそうです。

母からは「父は工夫をしていない」と見えていて、それが腹立たしいのだと思います。

母の言う事も一理あるとは思うのですが、一方的に父を責めて不満を並べられると、私も「聞き流す」という事が出来なくなってしまいます。

先日もつい「お父さんだって歯がゆい思いをしてるんだから可哀そうじゃない」と反論してしまいました。

そうしたらムキになって自論をまくし立てられてしまいました。

愚痴なのだから相槌を打って聞いている方がいいのでしょう。

ですが、いつも同じ様な母の愚痴を聞いていて、私自身も疲れてきて、以前のように聞き流すことができなくなってしまいました。

私が一緒にいたり、まめに帰省して話をして家事を手伝えたりすれば、母も気がまぎれるのだろうと思うのですが......。

それが出来ない罪悪感もあり、せめて電話で話す時には言いたい事を言わせてあげようと思っていました。

しかし、このままでは私と母、互いに疲れだけが溜まってしまうのではないかと考え始めています。

できるだけ母の気持ちが明るく楽になるような会話をしたいと思うのですが、どんなふうに言葉を運べばいいのか分からず困っています。

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