義母が記念日のたびにくれるプレゼント。ありがたいけど、いつも絶妙に「不要」なもので...

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:モコモコ
性別:女
年齢:52
プロフィール:愛犬とお昼寝するのが一番の幸せ。

義母が記念日のたびにくれるプレゼント。ありがたいけど、いつも絶妙に「不要」なもので... 18.jpg

義母は70代後半です。

昔からアニバーサリーが好きな人で、家族の誕生日や卒業入学式はおろか、私たち夫婦すら覚えていない結婚記念日までカレンダーに書き込んでいます。

そして、その日が平日であろうが休日であろうが、朝7時前に「おめでとう〜!」と電話をしてきます。

時に、なんの「おめでとう」なのかわからないこともあるくらい。

「プレゼント、送ったからね〜」と言うのですが、この「プレゼント」が曲者。

服装など、義母のセンスを悪いと思うことはないのですが、なぜか私たち家族に買ってくれるものは「え~」となるものが多いのです。

もちろん人の好みはそれぞれなので、一概には言えないでしょう。

でも長年付き合っていて、なんとなくうちの家の趣味などもわかってくれているのでは? と思うのに......です。

例えば、最近の息子(高校3年生)の誕生日にはデジタルカメラをくれました。

それはいいのですが、特に画素数が高いわけでも最新のものでもないカメラなんです。

普通にスマートフォンを持っている息子にとって「いつ出番がくるんだ?」と疑問に思うプレゼントでした。

「お小遣いをくれた方が......」と息子がつぶやくのを、たしなめることも忘れてしまうぐらいでした。

先日の夫の誕生日にはブランド物のネクタイでした。

普通にいいじゃないか、と思われるかもしれませんが、夫は普段の仕事ではスーツを着ません。

1年でスーツが必要になるのは冠婚葬祭を除くと2回くらいです。

「なんで? 知ってるじゃない?」と「?」でいっぱいになります。

私の誕生日には有名なブランドのカップ&ソーサーでした。

恭しく箱に入っていました。

これだけ聞くと「なんの文句が?」と思うかも知れませんが、我が家はカジュアルな食器ばかりでコーヒーを飲むのもマグカップです。

頻繁に我が家へ来ている義母はそれもわかっているはずです。

しかも「2セットあれば来客の時に出せるかも」と思いますが1セットだけです。

私ひとりの時に優雅なティータイムを、という粋な計らいなのかもしれませんが......。

さらに、プレゼントが到着したら義母にお礼の電話をしなくてはいけないのも地味に面倒です。

なんて御礼を伝えればいいのかといつも悩んでしまいます。

文句ばかり言って、全然感謝していないように聞こえるかとは思いますが、義母の自己満足でお金をつかってくれることを、いつももったいなく思っているのです。

そんなところにお金を使わずに、これから先のために少しでも貯金しておいた方がいいのでは?

そう思っても、それを義母に言うこともできず、モヤモヤが募るばかりです。

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