<この体験記を書いた人>
ペンネーム:もっちゃん
性別:女
年齢:35
プロフィール:結婚して5年。1歳になる子供がいます。
昨年、70代後半の義父母と私達で資金を出し合って、二世帯住宅を建てました。今は同じ建物に住んでいます。
義父母ともに持病もなく元気で、洗濯や掃除に関しては自分達でやってくれていますが、夕食は一緒に食べるのがいつの間にか習慣になりました。
特に取り決めたわけではないのですが、それまでも一緒に食事をしていたので、急に二人だけの食事は寂しかったようです。
また、孫の顔も見たかったのだろうと思います。
料理は私達のキッチンで、うちの冷蔵庫の食材を使って私と義母とで一緒に作っています。
女性が二人でキッチンに立つと不協和音が生じるとよく言われますが、ざっくりと役割が決まってきて、義母が気をつかって一歩引いてくれているので、険悪な空気になったことはありません。
ただ、一つだけ引っかかることがあります。
それは「義父のための義母の行動」です。
義父は好き嫌いが多い人。
そのうえ、同じ料理でも気分で食べたり食べなかったりするので、その日の献立によっては、義母が「義父のため(だけ)の一品」を作る事もしばしばあるんです。
義母が、本当に義父が食べる分しか作らないことにも戸惑うのですが、さらにそれより違和感を感じることがあります。
それは、義母が「義父にだけ」別皿でフルーツを出すこと。
しかも、食後の果物を自宅から持参し、売っているカットフルーツの様にきれいにひと口大に切って出すんです。
義母の分も、もちろん私達の分もありません。
何故か義父の分だけきっちり持参してくるのです。
でも、夫もそれが当たり前のようにしているので聞いてみると、もともと野菜や果物をあまり食べない義父の健康を心配した義母が「少しでも果物を食べてくれる様に」と夫が子供の頃から続いている習慣なんだそう。
夫も昔は同じ様にカットしてもらっていた果物を食べていたそうで、特に不思議とも思わないようです。
義母に「夫の分はあなたが用意しなさい」と言われないのは有り難い気がしますが...毎日、一人で黙々と果物を食べている義父を横目に、皆で雑談をしながらお茶を飲んでいる光景は、私には不思議で仕方ありません。
「いつもの食材はうちが提供しているのだから、たまには皆の分も持ってきてくれたらいいのに」「もう少し子供が大きくなって『どうしておじいちゃんだけ?』と聞かれたらどう答えよう?」など考えてしまいます。
果物や食材でそんな事を考えてしまう自分は心の狭い人間だなと思うのですが、日々モヤモヤしてしまうのです。
■おすすめ体験記
竜宮城だと思った義実家は実は鬼ヶ島で...!? 人徳者を装う義母の本当の顔
夫が負担していた超高額の光熱費を「折半」にした途端、節約しだした義両親
「今まで苦労したから何もやりたくないし、やらない!」豪遊し毎日のランチは外食の義母だけど......
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。