<この体験記を書いた人>
ペンネーム:ゆかり
性別:女
年齢:41
プロフィール:転勤族の夫、9歳、5歳の男の子2人の4人家族です。実家からは飛行機で2時間。遠く離れた関東で暮らしています。
結婚して14年。とても料理上手で気の利く義母がいます。
少し離れていますが同じ関東圏内なので、子供を連れて2カ月に1度ほど帰省していて、嫁、姑としての仲も悪くありません。
そんな義母の話をすると、周囲の友人や私の両親から「そんなに良いお義母さん、なかなかいないよ、良かったね、羨ましい」と言われ、私もつい最近まで幸せだなぁと思っていました。
けれど...2、3年前からそんな気持ちに変化が生じ始めたのです。
私が仕事を始めたこともあり「忙しいだろうから」と気を使ってくれたのでしょう、義母は、こちらが実家へ出向いた時以外でも、自宅に料理を送ってくれるようになりました。
実際に忙しかったので、自宅に料理を届けてもらって助かりましたし、義母の美味しい料理に家族も喜んでいました。
毎回丁寧に電話と手紙で御礼を伝えていたのですが、徐々に届く頻度が増えて行き、前回頂いた料理がまだ冷蔵庫に残っているうちに、もう次のものが送られてくるように......。
遠方から送られてくる手作り料理だと、衛生面から抵抗のある方もいるだろうと、お裾分けもなかなかできず、家族で消費していたのですが、なかなか追いつきません。
ついには、冷凍庫にも納まりきらなくなり、食べきれないものから処分する事態になってしまいました...。
今思えば、その時点で義母へ気持ちを伝えるべきだったのですが、毎回義母に、子どもたちと「嬉しさを一杯込めたお礼の電話」をしていたので、何となく言い出せずに時間が過ぎてしまいました。
遠方に住んでいると言っても、同じ関東。私の実家は九州なので、距離の近い夫の義両親のほうに子供たちも懐いています。
先日、所用があり私ひとりで九州の実家に帰省したのですが、夫が連絡をしたのか、私が不在の間、義母が家に来てくれることになりました。
2日間だけでしたが、飛行機で急いで帰宅してビックリ。
私が作り置きしておいた常備菜が、何もなくなっていたのです。
夫に尋ねると、「義母が処分していた」とのこと。
皆で食べてくれていたと思っていたのに、義母は「新しいものに交換しとこうね」と言いながら、私の作ったものを捨てていたらしいのです。
私も義母の送ってくれた料理を処分したこともありましたが、それは冷蔵庫にも冷凍庫にも入らず、お裾分けも出来なかったのでやむなく...。
今回たった一泊しか留守にしていなかったのに作り置きを処分され、何だか複雑な気持ちになってしまいました。
子供たちは義母の作る手料理が美味しいのできっと喜んでいたでしょうが、私は留守中の御礼を電話で伝えながらも、納得いかないモヤモヤとした気持ちが湧き上がり、口に出さないようにするのに苦労しました。
普段から気づかいが素敵で、料理上手、本当に良い方なのですが、その一件以来、自宅に届く料理さえモヤモヤした気持ちで頂いています。
素直に助けて頂いたことを感謝出来ない私の心が狭いのかも...と自己嫌悪になることもあります。
正直、気持ちのやり場がない状態です......。皆さんはどう思われますか?
■おすすめ体験記
長年連れ添って今さら!? 食事中に夫がテレビを見ながらボソッと「料理が味気ない」
亡くなった母の携帯電話に保存されていた台所に立つ父。映っていた料理は...
「悪い所があれば隠さず言って」と言われたけど、実際に伝えると不機嫌になる母
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。