<この体験記を書いた人>
ペンネーム:きたいしない
性別:女
年齢:44
プロフィール:義母と暮らして10年ちょっと。末っ子長男の嫁です。
義母と同居して10数年。
今住んでいる家は主人が建て替えましたが、今の土地には50年以上前から義実家が住んでいます。
義母はいつもニコニコ笑顔でいるので、近所ではやさしいお姑さん。
それは家の中でも同じで、誰に対してもニコニコしています。
初めは義母はやさしいからいつも笑顔なんだろうなと思っていたのですが、時々、アレっということに気づくようになりました。
どうやら私(嫁)に対してだけ、わざとちっちゃないじわるをしているようなのです。
それは、「うっかり」と言えばそれで済んでしまうこと。
しかし、その「うっかり」があったことを何度か伝えても続くので、これは「うっかり」ではなくもう「わざと」なのだとわかりました。
一つ一つは小さなことなんです。
例えば、玄関の靴。玄関が大きくないわが家は、極力靴を出しっぱなしにしないようにしています。
建て替える前は、義母と同居の義姉の靴で玄関と玄関の収納が全部埋め尽くされ、私の靴は3階にある夫婦の寝室に置いていました。
夜になると靴を持って寝室へ行き、毎朝、靴を玄関までおろしていました。これも毎日のことなので、地味に苦痛でした。
ですが、建て替えた今、2階の一番奥に部屋がある私たち夫婦の靴用に、玄関の収納スペースを使わせてもらい、一番玄関に近い部屋の義母たちの靴を、部屋の中に収納してもらっています。
ただ以前の私のように、毎日部屋から靴を出すなんてことはせず、義母たちが毎日履く靴はもちろん玄関に置いてもらっています。
そこで行なわれる義母の「うっかり」なのですが、必ず自分の靴を私の靴の上に置くのです。
最初はたまたまのっちゃったのかな、と思っていたのですが、ほぼ毎日私の靴が義母の靴の下敷きになっているのです。
玄関のスペースを広く使いたいのだとしても、今の玄関は靴を重ねるほどは狭くはありません。
それぞれの靴を置いておける場所はあるのです......。
自分たちの靴を玄関の収納スペースに入れることができないのが気に入らないのか、ただ私のことが気に入らないのか......。
義母の靴の下敷きになった自分の靴を見つけるたびにもやもやがとまりません。
このほかにも、トイレットペーパーや詰め替え洗剤の補充も、昔は義母もやってくれたのに、今は絶対にやりません。
洗濯は義母もするのですが、洗剤が空だとわかると補充してとわざわざ私に言ってきます。
私に言うより自分でやった方が早いのに......と思うのですが、これもイヤミの一種なのかと疑ってしまいます。
ご近所ではニコニコ笑顔のお姑さんは、実は心の中では目つきの悪いお姑さんだと気づきました。
言葉に出さず、地味にいじめられ、日々息苦しい生活を送る私です。
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