どこで歯車が狂ったの...60歳で海外に住んでから次々に病に襲われた私の「回復への道のり」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:leelin
性別:女
年齢:61
プロフィール:アメリカ人と国際結婚、現在は未亡人。息子二人と孫が二人います。

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私は50歳でアメリカ人と再婚し、60歳でグリーンカードを取得して渡米しました。

正直なところ、60歳になってから、生活習慣も言葉も違う国で暮らすことは不安に思っていました。

渡米の日が近づくにつれ、不安が大きくなり、行きたくないという気持ちのほうが強くなってきました。

今思うと、もうそのころから私の病気は始まっていたのだと思います。

3月にアメリカに行きましたが、どうしても向こうの暮らしになじめず、動悸が激しくなり、息をするのも苦しいという症状を3回起こしました。

そうです、パニック障害になってしまったのです。

医者に行きたくてもアメリカでは保険がないので、5月末に私だけ一旦帰国。

その2カ月後に「夫が急死した」という連絡を受けました。

私の人生は一変しました。

ストレスにさらされ、病状は酷くなる一方。

最初は、逆流性食道炎のような症状だったので内科で検査をしましたが、特に異常なし。

胃酸を抑える薬をもらいましたが効果はありません。

いくつかの病院に行ってようやく出た診断結果は神経性胃炎でした。

毎日、ひどい胸やけと息苦しさ、そして胃の膨満感が襲います。

コップ一杯の水も飲めなくなり、ひと月で10キロ痩せました。

朝、目が覚めると不安になり、手がしびれて冷たくなってきます。。

近所のスーパーへ車で買い物に行く時も、途中で不安と息苦しさに襲われ、何度も引き返したこともあります。

これが、自律神経失調症の症状だと気付くのに、それほど時間はかかりませんでした。

一か所にじっとしていることができず、スーパーのレジや病院の待合室で順番を待っていると、胸のあたりがざわざわして手が冷たくなり、そこから逃げ出したくなります。

何よりつらかったのは「息苦しさ」です。

なんとかしようと、あちらこちらと病院のはしごをしていました。

治療費だけで、ものすごい出費です。

最終的に落ち着いたのは、心療内科と鍼灸院。

心療内科で処方された薬もすぐには効果が出ませんでしたが、もうこれ以上、違う医者に行く気はなかったので、この先生を信じることにしました。

通院しながらも、インターネットや本などで調べものをし、「良い」と思われることはいろいろ試してみました。

私の病気はストレスが原因なので、まずストレスをなくし、自律神経を整えることが大事なようでした。

アメリカから帰ってきて数カ月は、自分の故郷にいるのにどこか別の土地にいる様な、妙な感覚がありました。

それで毎日「ここは日本だ、ここは日本だ」と自分に暗示をかけました。

たまたま古本屋で見つけた自律神経が整うというCD を買い、毎日、朝と寝る前に聴きました。

確かにこのCDを聞いているとちょっと具合が良くなってるような気になります。

また、自律神経のバランスを整えるにはセロトニンが必要だということを知り、セロトニンを増やすために、朝は太陽の光に当たりながらラジオ体操をしたあと、30分ほど散歩をするようにしました。

でも、歩いてもおなかが減らないので、心療内科の先生に相談したところ、少しずつでも食べるようにすれば、胃が食べることを思い出すとのことでした。

ですので、毎日決まった時間に少量でも食べるように。

神経を正常に働かせるビタミンを多く含む魚介類を多くとるようにし、お米は玄米に変えました。

バナナと納豆、青汁はこの病気になってから欠かしたことはありません。

そういう食生活を続けているうちに、少しずつ食べられるようになり、体重も4キロ増えました。

また、家の近所に神経性胃炎に良いといわれているラドン温泉があるので、二日おきに通いました。

今ではだいぶ良くなり、不安感も息苦しさもなくなり、一人で出かけられるようになりました。

胃のほうはまだ完ぺきではありませんが、普通に食べられます。

病気が良くなったのは薬のせいばかりではなく、必ず治ると信じて良いと思ったことを続けてきたおかげだと思います。

もう二度とあんな苦しい思いはしたくないので、これからも、この習慣を続けていくつもりです。

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人生100年時代です。まだ60ならこれから良いことが巡ってきますよ!旦那様のご冥福と、あなた様の穏やかな日々を祈ります。

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