<この体験記を書いた人>
ペンネーム:フレンド
性別:女
年齢:53
プロフィール:実の母と私は親子で同時に更年期を迎えています。
更年期が始まって既に2年が経過しました。
更年期の症状って人それぞれ違いがあるみたいです。
私の場合は、体が異常に暑くなること、汗がドバッと吹き出ること、そのせいで夜安眠できないことがとてもつらいです。
それに加え、体の節々の痛み、倦怠感、イライラすることも、更年期の辛さに拍車をかけています。
そんなわけで、「私の更年期はいつ終わるの?」と待ち遠しい気持ちでいっぱいになります。
そんな時ふと、「更年期の症状は母親に似る」なんてことを小耳に挟みました。
親子なのですから、似ていても全然おかしくはない...ですよね。
そこで早速、母の更年期がいつ終わったのか聞いてみることに。
実家に向かい、母にこう質問しました。
「お母さんの更年期ってどれぐらい続いた?」
「はっきり覚えてないのだけれど、最初の更年期は確か50代で始まったのよね~。3~4年続いたかな~? もうちょっとだったカナ~? それにね、今も更年期なのよ」
そう言うではありませんか。
これにはびっくり。
「ムムム?」となりながら、いったいどういうことなのか詳しく聞いてみました。
すると母の更年期は何度も繰り返しやってきていると言うのです。
回数にして既に5回以上。
母の更年期はいつも「異常な暑さ」でスタートするのだそうで、更年期がきたのだとすぐにわかるみたい。
なので毎回「あー、また更年期が来た」くらいに思えるのだとも教えてもらいました。
これを聞いて結構なショックを受けた私。
だって、終わるのが待ち遠しいと思っていた更年期が、 母によると「繰り返しやってくる」のだと思えたからです。
でも、ここで気づいたのが、母は何とも更年期を軽やかに捉えているということ。
「辛くないのかな? そんな訳ないよね?」
そう思い、その気持ちを素直に伝えてみました。
これに対して私の母は、あっさりこう言いました。
「そりゃ、嫌よ。しんどいしね。でも、更年期は人それぞれ。
一度で終わる人もいれば、私みたいに何度も繰り返す人だっているの。
それだったら仕方ないじゃない。
それにね、同じ悩みを抱えている女の人たちはみんな同志なんだから。
私も頑張らなきゃって思えるのよ」
そんな風に笑顔で答えてくれました。
一度で終わるものと信じていた更年期。
多分、きっと、いや間違いなく私の元にも何度も何度もやってくるでしょう。
そこだけ考えると気分が滅入ってしまうのですが、母の言ってくれた「同じ悩みを抱えている女の人たちはみんな同志」だという言葉が力になります。
そして何より私の母が「同士」なのだと思うと、「私も頑張らなきゃ」そんな気持ちになれました。
親子そろって更年期。
これには衝撃を受けましたが、これからは少し軽やかにとらえつつ、上手に更年期と向き合っていきたいと思いました。
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