「で⁉ 結局、何が言いたいの?」小学校4年生の娘が怒り出す42歳夫の「残念なお説教」

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:森野
性別:女
年齢:42
プロフィール:4年生の娘、6年生の息子を持つ主婦。同じ年の主人とは結婚14年目です。

「で⁉ 結局、何が言いたいの?」小学校4年生の娘が怒り出す42歳夫の「残念なお説教」 36.jpg

中学校からの同級生である主人と結婚して14年が経ちました。

よくいえば「少年のまま」、悪く言えば「成長をしていない」主人には家族全員が困っています。

何が困っているって、主人は知っている言葉が少なすぎるんです。

また、自分の気持ちや考えを言葉にすることが不得意です。

私と二人でいる分には、子供のころからの付き合いで私が察することもできます。

こういいたいんだね、こういうことなんだね、とサポートしながら会話をしている状態です。

しかし、思春期を迎えた子供たちにはそうはいきません。

伝えたい、教えたい、叱らなきゃいけないことが山ほどあるらしいのですが、語彙がないせいでお説教は長く長く回りくどくなっていきます。

口が達者になった小学4年生の娘が「で!? 結局なにが言いたいの!?」と怒り出す始末です。

最近のお説教ではこんなことがありました。

主人が寝る時間が遅くなった娘に対して「ちょっと寝る時間が遅いんじゃないのか?」と声をかけました。

娘は「うん、今お風呂入ってから寝るね」。

私としてはこれで十分やり取りが完成しているように感じるのですが、主人はそこにどうやらもう一言加えたい様子。

「でもお風呂は今入らなくちゃいけないのかなぁ」

「なに言ってるの? 寒いんだから寝る前に入って体を温めてからお布団に入りたいの」

「でも寝る時間もあるよ」

「だからお風呂に入って温まってから寝たいの!」

「なんでお風呂に入らなかったの?」

「部活やって、宿題やって、ご飯食べてたからでしょ!?」

「でも寝る時間もあるよ?」

「なにが言いたいの!? お風呂冷めちゃうから入ってくるから!」

まったく話の要点が見えず、娘はイライラ。

最近ではなにが言いたいのかわからなすぎると主人との会話を避けるようになってきました。

6年生の息子にも同じように話をループさせて長い長いお説教があります。

ところが息子は娘と違ってまじめなタイプなので、主人の問いかけの一つ一つに答えようと懸命です。

しかしあまりに要点をつかず、「なんで」「どうして」を繰り返していますが、そもそもが答えのでない話だったりすることも...。

それなのに息子は答えに悩み、なんともいえない時間がいつまでも続きます。

息子の友達のご家庭では、お父さんが叱る時間は1分と決まっていて、1分ビシっと叱ったら後腐れなくいつもどおりの日常が戻るそうです。

その話を聞いて子供たちはうらやましがっています。

主人には今、とにかくたくさんの本を読んでもらっています。

漫画でもいい、物語でもいい、いろんな言葉に触れようという私の考えです。

こんなこと、小学校のうちにやっておきなさいよと言いたいところですが、もう42歳の大人。

親の力に頼る年でもないので私と二人、もう少し簡潔に言葉を伝えられる特訓中です。


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