<この体験記を書いた人>
ペンネーム:うきなー
性別:女
年齢:43
プロフィール:夫(45歳)、義母(70歳)、娘(9歳)の4人家族の専業主婦。
2020年の春のことです。
当時44歳だった投資初心者の夫が、仮想通貨の投資を始めたいと言い出しました。
仮想通貨の暴騰・暴落のニュースを過去に何度も耳にしていた私は危険すぎると反対したのですが、夫はどうしてもやってみたいと譲りませんでした。
その後、私も仮想通貨について調べてみたところ、確かにいくつか面白そうなプロジェクトだと感じるところがありました。
そして最終的には夫の意見に賛成し、夫婦で貯めた貯金30万円を使うことにしました。
すると最初は面白いように利益が増えて、わずか1カ月で30万円が40万円になっていました。
そこでさらに元手を30万円追加し、合計60万円を元手として使うことにしました。
しかしその数週間後、突然の暴落。
投資初心者の私たちはどうしていいか分からず、手放すタイミングを間違えてしまい、元手が30万円にまで減ってしまったのです。
結局その数日後、暴落は落ち着いて元の価格に近いところまで戻っていました。
つまり手放さず置いておけば良かったのです。投資初心者であった私たちはまさに「パニック売り」をしてしまったのです。
今回投資に使ったお金は生活に影響を与えない余剰資金であったとはいえ、普段100円、200円を節約して生きている私たち夫婦にとって、損失したお金は大金でした。
30万円もあれば、新しい服も買えたし、家族で旅行にも行けたのに...。
そう考えると悔やんでも悔やみきれません。
しかし、投資の勉強もしないでバブル相場だからといきなり仮想通貨に手を出してしまったのは私たちです。
また投資をする前に、夫婦でよく方針を話し合うべきでした。
私は、少しでも危ないと感じたら、多少の損失があっても早い段階ですぐに売ってしまいたい派、一方夫は、利益がでるまではどれだけ暴落しても手放したくないという考え方でした。
2人の意見が食い違い、暴落時にはお互いがお互いの意見に引っ張られる形で最悪のタイミングで売ってしまっていたのです。
今回のことで喧嘩にもなってしまいました。
お互いが自分の方針を貫けなかったことに納得できず、後味の悪いものとなってしまいました。
夫婦でお互いの意見を聞き入れあうことも大切ですが、妥協せずに方針を一貫するというのもまた大切なことです。
特に投資などお金が関わる問題については、中途半端に折り合わず、うまくいかなかったときはどうするかなど、対処法を最初に話し合っておいた方が良いのかもしれません。
しかしいつまでも後悔し、落ち込んでばかりはいられません。
投資に関する本を読むなどして、一から勉強して出直すことにしました。
投資に関する知識を学んでいると、いかに自分たちが未熟であったかを思い知らされます。
あの30万円は本当に高い勉強代になってしまいました。
何年かかるか分かりませんが、いつか今回失ってしまったお金を投資で取り返せる日が来ればいいなと思います。
その日を夢見て、コツコツと勉強と節約を頑張ります。
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