お酒が飲めない私。お酒を10杯飲んでワリカンし「安かったね~」と言い放つ友人たちにピクピク

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:まーちん
性別:女
年齢:52
プロフィール:パート勤務の主婦です。月に2回ほど、趣味のサークルに通っています。アルコールは一切呑めません。

お酒が飲めない私。お酒を10杯飲んでワリカンし「安かったね~」と言い放つ友人たちにピクピク 28.jpg

52歳、主婦です。

私は、酒まんじゅうやウイスキー・ボンボンでも酔ってしまうほどの下戸です。

ですので、もともと飲み会ではワリカン負けしてしまいますが、それは仕方がないと割り切っています。

そこまでケチではないつもりです。

...ですが、最近趣味を通じて仲良くなった2人の友人(同世代の主婦)との飲み会だけは、モヤモヤしてしまいます。

最初に3人で飲みに行ったのは、3カ月前。

趣味のサークルで意気投合した私たちは、ちょうど3人とも夕食の支度をしなくていい日だったので、「ご飯でも食べに行こう」という流れになりました。

私はファミリーレストランで食事し、食後はドリンクバーでマッタリが良かったのですが、「生ビール1杯無料券」を配っていた洋風居酒屋に入ることになりました。

無料の生ビールで乾杯し(もちろん私は生ビールをウーロン茶に変えて貰いました)、あれこれ料理を注文し、宴は始まりました。

下戸あるあるだと思うのですが、呑む人に気を遣わせないように「気を遣わないで、どんどん呑んで」みたいなことを言いませんか?

そのとき私も、2人に確かにそう言いました。

そうは言っても、たいていの人は、少人数で呑んだときは「お料理分だけワリカン」か、もしくは多めに払ってくれました。

ですから、2人が次から次へと生ビールやサワーを注文し、大ジョッキを空にしていっても、お会計のことはまったく気にしませんでした。

2人の酒豪ぶりに圧倒されつつも、共通の趣味の話題で盛り上がり、2人がそれぞれ10杯目の大ジョッキを飲み干したところで、飲み会は楽しくお開きになりました。

楽しくなくなったのは、その後です。

2人は、当たり前のようにお会計を三等分しました。

確かに私は「気を遣わないで、どんどん呑んで」と言いました。

ですが、飲み会の最初から最後までをウーロン茶1杯で過ごした私が、なぜ、10杯も呑んだ人と同等の支払いをしなければならないのでしょうか。

でも、さすがに自分から「酒代は、呑んだ人が負担して欲しい」とは言えません。

ケチだと思われたくはないですし、できれば良好な関係を保ちたいですから。

私は動揺を悟られないように、冷静に代金を渡しました。

それでも、2人から「あんなに食べて呑んで、この値段は安いよね」と無邪気に同意を求められた時には、こめかみがピクピク痙攣するのを止められませんでした。

かといって、2人ともケチでも、性格が悪い人間でもないのです。

お土産や頂き物のお裾分けなど頻繁にくれますし、お料理のレシピをコピーして持ってきてくれたり、読みたいと思っていた本を貸してくれたりと、飲み代以外のことには、気遣いをみせてくれるのです。

だから私は、次に行ったときは「前回、呑んでいないのにワリカンにしちゃったから、今回は私たちが奢るよ」と言ってくれるのではないか。

少なくとも自分たちの酒代は自分たちで払ってくれるのではないかと期待し、その後も3回ほど誘いに応じました。

ですが...

結果はいつも、2人は10杯以上呑んで会計は三等分。

不公平なワリカンに終わります。

たぶん最初に「気を遣わないでいい」と言ったので、私には本当に気を遣わなくていいと思っているのでしょう。

2人の酒代を負担するために参加しているようで、もう飲み会は、楽しめなくなっています。

かといって、断るのも「あなたたちの酒代は払いたくない」と言うのも角が立ちそうです。

私は下戸に生まれただけで何一つ悪くないのに、なぜ、こんなにモヤモヤしなければならないのでしょうか。

それとも、モヤモヤする私がケチなのでしょうか。

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