<この体験記を書いた人>
ペンネーム:かっちゃん
性別:女
年齢:42
プロフィール:自営業を営む夫の実家に嫁入りしてから早十数年。3児の母です。
私は42歳、3児の母です。
大家族に嫁入りしてから十数年。
嫁入り当初は夫の祖父母(90歳)、弟(29歳)、妹(27歳)も同居だったため、価値観の違いを痛感したり、スタンダードの崩壊は日常茶飯事でした。
なんだかんだと、大抵のカルチャーショックには順応してきたように思います。
そうはいっても、嫌いだと感じるものは簡単には変えられないものです。
家族には内緒ですが、義父(70歳)の嫌いな口癖がいくつか、いいえ、いくつもあります。
思いつくままにあげてみると、義父が義母(68歳)を呼ぶ時の「お~い」です。
よくある光景ですが、自分のところに来るまで「お~い」を連呼しつつ義母を探す姿は滑稽でもあります。
しかも、連呼しているのになかなか義母を見つけられず、やっと見つけたら大抵が「○○どこにある?」。
自分の持ち物であっても、自力で見つけられないことが多いのです。
つい「義母を頼らずに自分でお探しください!」と思ってしまいます。
「お~い」「お~い」って、呼んだら出てくると思ってるんですか⁉
聞いていてイライラするし、好きになれない口癖です。
2つ目は「お前」。
義父は義母をそう呼びます。
たまに「お母さん」と呼びますが、ほとんど「お前」です。
ちなみに、私の実家の父は、呼び捨てですが母を名前で呼んでいました。
そのせいか、妻を「お前」呼びするのがしっくりこないのです。
まだ「お母さん」の方がましだなと感じます。
個人的な印象かもしれませんが「お前」だと、どこか下にみているような、男の方が上のような感じを受けてしまうのです。
またまた蛇足ですが、私自身に対して、夫が「お前」を使った場合は、「お前って言わないで」とはっきり言っています。
しかし、たまに言ってしまうのは、夫も幼い頃から義父を見てきているからではないかと思います。
最後は「お前、これ。ビタミン剤なくなったから買ってきておいて」。
ビタミン剤は例ですが、義父が使っているものがなくなったなら義母が買いに行くというスタイルが嫌いです。
「子どもか⁉」というくらいに、そのスタイルは徹底されています。
「たまには自分のものを自分で買ってきてください!」
心の中で毎回そう突っ込みを入れています。
だって、ビタミン剤を毎日飲んでいるのは義父なんですから。
私に直接的な被害はないのですが、義父の価値観は夫にしっかりと受け継がれています。
「○○買いにいける?」とよく夫も頼んできます。
ついでがあれば買ってきますが、「大人でしょ? それくらい自分で買いに行けるでしょ?」と言ってしまうこともあります。
口癖って、その人のマインドが表れますよね。
今日も義父の「お~い」にモヤっとしながら「人の振り見て我が振り直せ」。
私も気を付けようと思うのでした。
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