<この体験記を書いた人>
ペンネーム:りゅう
性別:女
年齢:40
プロフィール:夫と娘の3人暮らし。全員花粉症でマスク必須! なのに今年は入手困難で困っています。
私は40歳の主婦で、夫と4年生(10歳)の娘と3人暮しです。
私達夫婦は、揃って花粉症。
残念ながら娘も花粉症で、毎年1月くらいから家族でマスクが手放せません。
娘も、マスクで花粉予防をすることには理解をしてくれていて、1年生になるころにはしっかりマスクをして学校へ。
この時期は、インフルエンザが流行する時期でもあるので、予防にもなっています。
校庭で遊んだり、汚れた手でマスクを触ってしまうこともあるので、替え用に2枚ほど、ジップロックに入れて持たせていました。
最近気になっていたのが、娘用のマスクの減りが早いこと。
基本的には1日1、2枚で十分足りているはずなのですが、おかしいと思い娘に聞いてみると、意外な事実が発覚しました。
「●●ちゃんがマスク1枚ちょうだいっていうからあげてるの」
「毎日?」
「うん。だいたい毎日言われる」
●●ちゃんは同じマンション、同じクラスのお友達で、そこまで仲が良いというわけでもありません。
それなのに、ほぼ毎日マスク渡していたというからびっくりしました。
「1回、2回だったらいいんだけど、あなたが使うために予備を持たせているのよ。私が使うから、今日はあげられないと言ってみたら」
そう諭した翌日、娘に聞いてみると、涙ぐみました。
「私が使うって言ったけど、1枚くらいいいじゃんって言われて渡しちゃった」
確かに1枚くらいいし娘を責めるつもりもありませんが、1箱2カ月くらい持つのになんだかなとモヤモヤしていました。
そこで私が考えた作戦は「手作りマスク」。
ガーゼでさっと作り、ジップロックへ。
「今日もちょうだいって言われたら、これをあげてね」と伝え学校へ送り出しました。
もちろん今日もマスクをせがまれ、娘は手作りマスクを渡したそうです。
これで収まればいいなと思っていた矢先。
お友達のお母さんが我が家へやってきました。
「こういうのとかいらないから」となんと、手作りマスクを返しに来たのです。
「毎日、マスクをちょうだいって言われているみたいだから、良かったら使って」
「インフルエンザ対策にマスクを持たせなくちゃって思ってたんだけどいつも買い忘れちゃって。他人の手作りとかちょっと怖くて使えないでしょ」
半笑いで返してきたので、少し腹が立ちました。
「わかりました。ティッシュ1枚ちょうだいというのと訳が違うし、これからはマスクをちょうだいと言われたら、手作りの布マスクを渡すのでお子さんに伝えてください。」
相手のお母さんは、たいていのことは「いいよ」で済ませて終わらせたい私の性格を知っていたのでしょう。
それが、毅然と対応したことで目が覚めたようで、「ごめんごめん! 今度お礼を持ってくるから!」と帰って行きました。
お礼はいらないので、子ども用のマスクを調達するなり作ってあげてくださいね。
現在は、子ども用の使い捨てマスクも買えるようになりましたが、ただではありませんからね。
わが子を責めるつもりは全くありませんが、あの時のマスク1枚の「チリツモ」、早く気づいて対策をすればよかったと後悔はしています。
一方ではっきり言えたこと、それと非常事態宣言が出る前に解決し、我が家がマスク不足にならずにすんで、改めてホッとしている私です。
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