実家で2人暮らしをする高齢の両親をサポートしているカータンさん。緑内障を患い失明してしまった父と認知症が進行してきた母。しんどいこともあるけど笑えちゃう、介護のエピソードを、月間アクセス数800万PV超の超人気ブログ「カータンBLOG」から抜粋してご紹介します。
前回の記事:実家の断捨離を決意!私たち娘がやらねば誰がやる!?/カータン
前回からのつづきです。
年明け、重い腰を上げて
実家の断捨離をしよう!
そう思ったきっかけのひとつに
年末のお掃除の際、
夫の実家の遺品整理をしたことがある。
夫の実家を片付けた時
処分するのに迷ったものを
我が家に運んで早6年。
6年間、開かずにいた荷物を前に
夫と心に決めた。
しかし、実際に
取り掛かってみたら・・・
お義父さんがコツコツ勉強した
大学ノートがたくさん出てきた。
恐らく天国のお義父さんは
そう言っていると思うのだけど
故人となってしまった今、
どれも夫にとっては、
二度と手に入らない父親の思い出だ。
捨てられないと言う。
そんな夫を見て、
私はその時、決心したの!
それは、今まで私が描き溜めた絵。
毎日、ブログに20枚弱
アナログに描いてきた絵は、
すでにダンボール2個分ほど溜まっていた。
もし今、私が死んだら・・・
きっと遺された家族は・・・
捨てるに捨てられない
大量の絵に縛られたらどうしよう!
そう思ったのだ。
とにかく、私はそれらを
その時、全部捨てたわ!!
遺品整理というのは、
遺された家族がどう故人の思い出と
決別するかが問題だと
その時、私は改めて思ったのだ。
だから、
1月の土日を使って、
実家を片付けよう!
姉と私は初日、
父と母を前にこう言った。
決して、「死」を意識させる言葉は
口にしないように心がけた。
「元気!」「元気!」を強調した。
父はこれに応えて
母はというと・・・
この母の言葉から
断捨離に対する拒絶感が
ヒシヒシと伝わってきた。
姉と私はそれを察して
そう何度も繰り返し伝えると、
母は納得したようで
黙って、茶の間に消えていった。
父の部屋の断捨離が始まった。
父は納得してくれているから
その点、すっごくやり易いわ!
しかし、その後・・・
母が頻繁に父の部屋に訪れることになる。
つづく
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うちの場合は、母がものを捨てられない人。そして、母が強いから、本当に大変だった。(正直、まだ終わっていないから、これから先も心配の種である)でも、今回、2日間だけど実家の断捨離をして、母の気持ちもわかったのね・・・。なんだか可哀想な気持ちも芽生えた。そのこともまた追って書いていこうと思います。
【次のエピソード】実家の断捨離(3)思い出がいっぱいな父のスーツにさよなら/カータン
最初から読む:母が吐血!深夜の救急病院から帰宅してみると異様な声が.../カータン
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