<この体験記を書いた人>
ペンネーム:大家ぽん子
性別:女
年齢:64
プロフィール:夫へ。40年間お疲れ様でした!
64歳の主婦です。
65歳の夫の、退職直前の年収は500万円を少し満たない程度でした。
退職が近くなってきた頃、夫の会社からこんな通知が届きました。
「健康保険を任意継続しますか? 国民健康保険に変えますか?」
よく分からないのですぐに夫と相談しました。
「退職したら会社の保険は使えなくなるんじゃないの?」
「うちの会社は2年間延長できるんだって」
夫に聞いてみるとそういうことらしいです。
選ばせてくれるということは、何か違いがあるのかもしれないと思い調べてみました。
すると、延長をするかしないかで、損をする場合があることが分かりました!
我が家の場合のポイントは4つ。
1)保険料は会社から出してくれていた分がなくなるので、自己負担が倍になる
2)延長した場合、被扶養者(私)は保険料負担は今まで通り無し
3)保険料は今の給料の額で決まる
4)人間ドッグの補助は、国民健康保険より少し多く出る
国民健康保険に加入しなおした場合、介護保険料を合わせると、保険料は年間50万円台になりそうでした。
私の分を合わせると、年間70万円程度でしょうか。
企業の健康保険を継続した場合、保険料は収入で決まると聞いたので、夫の会社の方に退職後の保険料の額を教えてもらえるよう頼みました。
すると、私が扶養に入っていること、少なくとも夫は人間ドックを毎年受けていることなどを考えると、企業の健保のほうがお得になると分かりました。
差額は年間4万円程度とそれほど多くはありませんが、バカにできませんよね。
検討した結果、会社の健保を2年間延長することに決めました。
その後も調べてみると、なんと退職時の年収によって国民健康保険のほうがお得になることもあるようです。
年収が高い方は企業の健康保険の保険料がもともと高いので、それがさらに倍になり、すごい額になってしまうこともあるようでした。
退職して収入が減る中で、保険料があがるのは避けたいですよね...。
我が家の年収と家族構成だと、得するか損するか微妙なラインだったようです。
扶養に入っている人が多いかどうかもポイントだと教えてもらいました。
また、保険料だけでなく、健康保険の独自サービスがある場合、それも会社の保険を継続するかどうかのポイントになることも知りました。
我が家の場合は、人間ドックの補助が少しお得になりました。
他の会社だと手術や通院時の補助がたくさん出るところや、お祝い金が出るところもあるようで、その場合は継続したほうがお得になるそうでした(うらやましい!)。
複雑なうえに人によって違うので、考えるのが大変!
今までは全て会社が済ませてくれていた事務手続きや税金のこと、退職前にもっとちゃんと考えておけばよかったと、反省しました。
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