節約で余裕を作れば「無理して働かなくていい」と心が軽くなる。ミニマリスト的なお金の考え方/節約ハック

「節約しているつもりなのに、全然お金が貯まらない」「将来のお金が心配」と、不安を抱えているだけで、「お金」と真剣に向き合うのを避けてはいませんか?節約・倹約で生活コストを落として生活に余裕が生まれれば、精神的なゆとりも持つことができるのです。月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者がみずから実践して厳選した、「誰でもできる節約のちょっとしたコツ」をご紹介します。

※この記事は「この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科」(松本博樹/KADOKAWA)からの抜粋です。

節約で余裕を作れば「無理して働かなくていい」と心が軽くなる。ミニマリスト的なお金の考え方/節約ハック pixta_19070617_S.jpg前の記事「フリマアプリにせどり、民泊ホストまで!将来のお金不安を解消する、イマドキの「ゼロからのお手軽収入術」/節約ハック(5)」はこちら。

 

「生きていく上で必要かどうか」ミニマリスト的なお金の考え方

ネット上でも人と話す時でも、「ミニマリスト」という言葉を多く聞くようになりました。ミニマリストについて調べてみると、「最小限主義者」と出てきます。必要最低限のもので生きている人のことをいいます。

私は、2011年5月に勤めていた会社を退職して独立しました。プログラマーとして仕事をしていたのですが、このまま働き続けても先が見えてしまう不安が大きくなっていき、そのまま仕事へのモチベーションが下がって退職したという流れです。決してほめられたものではありません。

収入のあてがないので、とりあえず生活コストを落とさないといけないと思い、あらゆるムダを削ぎ落としていきました。この時に、モノに対する向き合い方や考え方が一気に変わりました。

「生きるために必要かどうか」
このたった1つの基準だけで、モノと向き合うようになりました。

収入がなくなってから気付いたのですが、1カ月あたりの生活費が安くなればなるほど、必要な稼ぎのハードルも下がっていきます。当たり前のことですが、そうなると、「無理して働かなくてもいい」と思えるようになります。

ブログを始めた当時、稼ぎはサラリーマン時代よりも少ない期間が長かったのですが、生活費が低かったおかげで、ストレスを感じることはなかったと思います。変なプレッシャーから解放され、精神的に楽になりました。

そんな私がモノを買う時の考え方は、これまた、たった1つ。
「将来への投資につながるかどうか」
この視点で価値を感じた時に、お金を使います。

私はミニマリストだから幸せということは全くありません。自分自身の心の声にしたがって行動した結果、たまたまミニマリストと呼ばれるようなことをしていただけです。自分自身が今後どうありたいのかを真剣に考えれば、ミニマリストかどうかは特に関係ないと思います。

ただし、生きていく上で必要最低限のものがわかるようになると、心が軽くなるのは間違いありません。ミニマリストは考え方の一部として取り入れるのがいいかもですね!

 

次の記事「まずは300万円!生活費のスリム化と毎月の「強制貯金」で「余裕資金」を作ろう/節約ハック(7)」はこちら。

 

 

松本博樹(まつもと・ひろき)

1983年生まれ、神戸市出身神戸市在住。5年間会社員としてプログラマーをした後、独立。独立時点でマイホーム購入、次の仕事のあてがゼロ、子どもが産まれる直前だったことから、節約生活を決意。同時にブログで記事を書けばおもしろいのでは、というアイデアから2011年5月にブログ「ノマド的節約術」をスタート。Web制作やせどりなど複数の仕事にチャレンジしながら、最終的に自分に一番合うとわかったブログ・サイト運営の事業に一本化し、日々節約や貯金などのお金に関する情報を発信中。


cover.jpg

『この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科』

(松本博樹/KADOKAWA)

月間700万PV超えの大人気ブログ『ノマド的節約術』運営者に、現代の節約術を学べ! 脱サラ時点で仕事のあてゼロ、マイホーム購入、長男誕生間近……と、生活苦に陥った筆者が実践してきたイマドキの節約のコツを84個厳選して紹介。天才でも、カリスマでもない「普通の人」が必死に知恵を絞った、「誰でもできるちょっとしたコツ」が満載です。「自分と家族が一生、生活に困らないようにしたい」と思ったら読むべき一冊にまとまりました。

 

「ノマド的節約術」

この記事は書籍『この1冊でお金に困らない! 節約ハック大百科』からの抜粋です

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP