腸内環境を整えて免疫力アップや、疲労回復の促進の効果が期待できる甘酒。レンジを使うことで手軽に自宅で作ることができますし、味のバリエーションも多いのが特徴。今回は本誌連載でおなじみの村上祥子さんにレシピを教えてもらいました。
この記事は月刊誌『毎日が発見』2024年1月号に掲載の情報です。
【前回】甘酒が肉や魚を柔らかく仕上げてくれる!【料理研究家・村上祥子さんに教わる「おかずレシピ」】
砂糖代わりに甘酒で味付け
甘酒の甘さを活かして砂糖の代用にするとおいしいです。
【卵焼き】
1人分131kcal/塩分0.9g
材料(2人分)
卵...2個
(A)甘酒・みりん...各大さじ2
(A)塩...小さじ1/4
サラダ油...適量
青じそ...1枚
甘酢しょうが...少々
作り方
(1)卵は軽く溶き、(A)を加えて混ぜる。
(2) 卵焼き器にサラダ油を深さ5mmほど流して温め、一旦、油を器にあけ、ティッシュ2枚を丸めて浸す。
(3)(1)を1/2量流し入れ、箸でかき混ぜ、半熟状になったら手前に巻き取る。卵焼き器のあいたところに、ティッシュに浸した油を塗り、残りの1/2量の(1)を流し、薄く膜が張ってきたら、くるくると巻き取る。もう一度同じことを繰り返す。
(4)巻きすで巻いて形を整え、四つに切り分けて器に盛り、青じそ、甘酢しょうがを添える。
<おいしさのコツ>
巻きすで巻くかラップで包み、形を整えると味も均一に。
【ひじきの煮物】
1人分58kcal/塩分0.4g
材料(2人分)
ひじき(乾燥)...大さじ1
鶏むね肉(皮なし)...50g
にんじん、赤パプリカ、ピーマンなど...合わせて50g
(A)甘酒...大さじ1
(A)水・酒・しょうゆ...各小さじ1
(A)ごま油...小さじ1/2
作り方
(1)耐熱ボウルにひじきを入れ、水100mL(分量外)を注ぐ。ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで1分加熱する。取り出してざるに上げ、水ですすいで水をきる。
(2)鶏肉は1.5cm角に切り、にんじん、赤パプリカ、ピーマンは1cm幅×長さ5~6cmの短冊切りにする。
(3)耐熱ボウルに(A)を入れ、鶏肉を加えて絡め、(1)と野菜を加える。ふんわりとラップをし、電子レンジ600Wで3分加熱する。
<おいしさのコツ>
乾燥ひじきはレンチンすれば短時間で戻ります。
【肉じゃが】
1人分210kcal/塩分1.0g
材料(2人分)
牛薄切り肉...100g
(A)甘酒・しょうゆ・酒...各大さじ2
(A)しょうがのすりおろし...小さじ1/2
〈野菜〉(合計400g)
じゃがいも...大1個(200g)
にんじん...3cm(100g)
玉ねぎ...1/2個(100g)
作り方
(1)じゃがいもは乱切り、にんじんは小さめの乱切り、玉ねぎはくし形切りにする。牛肉は3cm長さに切る。
(2)耐熱ボウルに(A)を合わせ、牛肉を1枚ずつほぐして加えて絡め、上に野菜をのせる。ふんわりとラップをして電子レンジ600Wで10分加熱する。取り出してよく混ぜる。
<おいしさのコツ>
牛肉は「肉じゃが用」と表示している切り落とし肉が、適度に脂肪があり、おいしくできます。