栄養いっぱいの皮を有効活用!無駄なく食べ切る「干し大根レシピ」【料理研究家村上祥子さんが指南】

大根のおいしい季節になってきました。とはいえ1本まるごと使い切れずに困ることも...。今回はそんな時にぴったりの「蒸し大根」のレシピをご紹介します。料理研究家の村上祥子先生直伝の蒸し大根料理で、無駄なくおいしく旬の大根を味わい尽くしましょう。

この記事は月刊誌『毎日が発見』2023年12月号に掲載の情報です。

【前回】先に火を通して保存するから、ごはんの支度にすぐ使える! 料理研究家村上祥子さんに教わる「蒸し大根」のレシピ

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皮ごと食べる
大根の栄養は皮に多く含まれているので、よく洗ってなるべく皮ごとの調理がおすすめ。また、消化酵素やイソチオシアネートの効果を得たいときは生食がおすすめです。

栄養満点の皮は干すとおいしさアップ

100gあたり150kcal/塩分0g

皮を干すとコリコリとした食感の切り干し大根に。完全に乾燥すると、重量は元の重さの1/10になります。

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1週間ほど干す

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材料
大根の皮...適量

作り方
(1)大根の皮をむき、4~5cm長さの細切りにする。または、ピーラーで薄くむいてもよい。
(2)クッキングシートを敷いたバットに並べ、冷蔵庫の上など室内の温かい所に置く。1週間ほどでカラカラに乾いたら完成。

・ポリ袋に入れて冷凍で1年間保存できる。
※保存期間は目安です。保存状態などにより異なる場合もありますのでご注意ください。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用ください。

<COLUMN>おろすと生まれるイソチオシアネート

栄養いっぱいの皮を有効活用!無駄なく食べ切る「干し大根レシピ」【料理研究家村上祥子さんが指南】 2312_P027_03.jpgがんや動脈硬化の予防効果が期待されているイソチオシアネートは、おろしたときにたくさん含まれています。大根おろしはその点優秀な大根の食べ方のひとつです。

 

<教えてくれた人>

管理栄養士・料理研究家
村上祥子(むらかみ・さちこ)さん

福岡県生まれ。公立大学法人福岡女子大学国際文理学部・食・健康学科客員教授。栄養指導講座担当。同大学内「村上祥子料理研究資料文庫」では50万点の資料が一般公開されている。

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