毎日のようにポストに入ったりして、知らず知らずのうちにたまっていく「紙」。家の中にあふれる「紙」を仕分けして必要なものだけ残し、スッキリ片付いた家を目指してみませんか? 今回は、片付けアドバイザーの石阪京子さんに教えてもらった「紙片付け」を読者代表のC.Uさんにやってもらいました!
【前回】紙の情報の価値を見る!スマホで紙を整理する「残す写真」の収納術
本当に片付くの?「紙片付け」やってみました!
読者代表 C.Uさん・77 歳
チラシや冊子をため込みがちです。
知らず知らずのうちに紙がたまるのはこんなところ
・書棚
・リビング
・押し入れ
・サイドテーブル
⇒全部取り出したら「紙片付け」開始
(1)すぐに捨てる「紙」をチェック
ため込んでいた「紙」の中から、チラシや期限切れのクーポンなど、すぐに捨てるものをチェック。思った以上に不要な「紙」が多いんです。
【捨てるときの注意点】
圧着はがきや防水加工されたものは、古紙回収に出せないことも。紙ゴミは自治体のルールに沿って捨てましょう。
(2)悩む「紙」をジャッジする
続いては「確認して捨てる」のか「残す」のか、内容をよく読んで仕分けを。確認した後、不要であれば捨て、必要なものだけを残します。
(3)思い入れのあるものは写真で残す
大切な手紙は封筒も一緒に撮影すると、住所を残すことができます。
子どもや孫が幼い頃に描いた絵や、年賀状、手書きメモなど、思い入れがあり捨てにくいものを全て撮影。こうした「紙」は思っている以上にかさばるもの。写真に撮って処分することで「紙」の量が減ってきました!
(4)残す「紙」は収納箱へ
残った「紙」は、それぞれ項目ごとに分けて収納箱(ファイルボックス)へ。収納箱に付ける「お金」や「健康」といった項目名は、誰が見ても分かりやすくしておくと便利。
「紙」の量が10分の1に!
段ボール1杯分あった「紙」が、トータル2時間ほどでこんなにスッキリ。あとは、毎日入ってくる「紙」を仕分けて、必要なものを残すだけ。夕食後や寝る前など時間を決めて毎日行うようにし、習慣づけてしまえば、「紙」だらけの家とさよならすることができます。
こんな時どうする?「紙片付け」Q&A
「紙片付け」をする上で気になる"お悩み"を集めました。
Q.捨てるのはいいけれど、個人情報が心配
A.細かくはさみを入れてから、他のゴミにまぎれるよう小出しにして捨てましょう
個人情報が気になる「紙」は、はさみで細かく切るか手でビリビリに裂き、ゴミに混ぜて捨てれば安心。目隠しスタンプを押してから捨てるのもOK 。
Q.病院でもらう「紙」。どう仕分ければいい?
A.やり方は4つに分ける方法と同様でOK 。リングファイル等で保存すると取り出しやすくなります
診察券や検診の結果、検査の手順が書かれた「紙」など、病院でもらう紙類は多いもの。仕分けルールに沿って必要なものだけを残し、ファイルボックスに入れて管理しましょう。
Q.収納箱に入りきらなくなったら?
A.全部取り出して、期日や期限を再確認。それでも足りなければ箱を1つ増やしましょう
ファイルボックスがいっぱいになったら、中身を確認して不要なものを捨てましょう。それでも入りきらない場合はファイルボックスを買い足し、項目を分けて分類してもOK。
Q.財布の中にたまる「紙」はどうすればいい?
A.他の「紙」と同様に、一日の最後に仕分けしましょう
「紙」の温床となる財布は、毎日中身を全て出してチェックを。確定申告で使用するレシートは、ビニール製の保存袋などに入れてから収納を。
Q.全ての「紙」を収納するべき?
A.よく使うもの・すぐ使うものは、使いやすいところへ
頻繁に使うクーポン券やポイントカード、診察券などは、ファイルボックスに収納せず、財布の中や車のダッシュボードなど、取り出しやすい場所に入れておくと便利です。
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン