毎日のようにポストに入ったりして、知らず知らずのうちにたまっていく「紙」。家の中にあふれる「紙」を仕分けして必要なものだけ残し、スッキリ片付いた家を目指してみませんか? 今回は、片付けアドバイザーの石阪京子さんに「残す写真の収納術」を教えてもらいました。
【前回】「あの書類はどこ?」見たい時に5秒で取り出せる残す紙の収納術
スマホの中も片付ける!「残す写真」の収納術
スマートフォンで撮影した写真を整理するテクニックと、便利になるアプリをご紹介。
情報に価値があるものは写真で残す!
「健康診断の結果や習い事の予定表、行きたい店のリスト、連絡網、レシピ、パスワードといった、必要なときにすぐに確認できるとうれしい情報は、写真に撮って残すと便利です。家族と共有したいときはメールやLINEで画像を送ればいいだけ。スマートに情報を出し入れすることができます」(石阪さん)
(1)写真で残したい「紙」を撮影する
スマートフォンの写真撮影機能を使い、残したい情報を撮影します。全体像を写し、必要そうな部分をアップで写しておきましょう。
(2)「紙」用の「アルバム」を作る
撮影した写真が収納されるフォルダーの中に、「紙」に関する写真を集めるための「アルバム」を作ります。アルバムに「暮らしの書類」「孫の作品」などの名前を付けておくと、後々見返すときに分かりやすくなります。
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※iPhoneでのアルバム作成例です。作成方法は機種によって異なります。
(3)必要な写真だけアルバムへ
作成したアルバムに、撮影した「残す写真」を振り分ければ収納が完了。保険証や身分の証明になるもの、保険証券など、基本的に「紙」として残すものも撮影しておくと、災害時や紛失時に便利です。
(4)撮影した「紙」と、不要な写真は捨てる
撮影し終わった「紙」(紙として残すもの以外)は、その場で処分を。アルバム内に収めた情報は時折見返すようにし、期限が切れているもの、すでに不要になったものがあれば消去するようにしましょう。
【アルバム内の写真が増えたら】
写真店でDVDにすると保存がラクになります
アルバム内に写真がたまってきたときや、スマートフォンを新しく買い替える必要がありデータの移行が難しい場合は、写真店でデータをDVDに焼いてもらうと便利。テレビ画面で見返したり、情報を家族で共有したりすることができます。
《こんなアプリやネットを使えば「紙片付け」がもっと便利に!》
メモ帳のように保存できる「Google Keep」(アプリ)
メモやリスト、音声メモなどを作成し、写真とともに管理できるアプリ。シンプルなデザインで見やすく、管理しやすいのが特徴。
スマホで簡単管理「お薬手帳プラス」(アプリ)
処方箋を簡単登録でき、スマートフォン上で飲んでいる薬の情報を管理できるアプリ。日々の健康も数値・グラフで見える化できます。
お知らせをいつでも確認「ねんきんネット」(ネット)
日本年金機構のウェブサイト。年金に関する情報を全て確認できるので、家に届く「紙」の
お知らせを取っておかなくて済みます。
取材・文/和栗 恵 撮影/齋藤ジン