モノと収納のカタチをマッチング
本多 常温保存の食料品はどう収めていますか?
妻 シンク下の引き出しに調味料と缶詰をまとめています。ほかに乾物系がユニットシェルフの引き出しに入っています。
本多 きれいに集約されていますね! 食料品、一般的な量より少なめですよ。これが通常の量ですか?
妻 今はちょうどよいです。でも子どもが育てばもっとストックが必要ですよね。収納の中がぎっしりだけど、これで量は少ないんですか? 保存容器とかジップ袋もぎっしりで取りづらくて。
保存容器でぎゅうぎゅうの浅い引き出し(上)と、上の空間があいている深い引き出し(下)
本多 場所をぐるりと入れ替えたら、だいぶスムーズになりそうだなあ。シンク下の引き出しは深さがあるので、背の高いモノに向いています。今は高さ5cmの缶詰が、深さ40cmの引き出しに入っているような状態。一方で保存容器の入っている引き出しは、高さがないのでギュッとしてしまっています。保存容器は重ねると省スペースに収められて、でも高さが出ます。こちらが深い引き出しに来たほうがよさそう。
妻 保存容器を出すときも入れるときもひと工夫しないといけないんです。おろし器もここに入っていますが、保存容器の下に入り込んだりして「もう!」とイラつくことが多くて。
本多 おろし器は立てて収納すると、床面積が小さくて済みます。でも高さが出るので、そういうものこそ深い収納がベストマッチング。食器棚の引き出しにジップ袋がギュッと入っていますが、これも深さのある収納に立ててしまうとよいと思います。
妻 種類が多いから重なってしまって選びにくかったんです。
本多 立てて並べれば、どれも一発で手に取ることができますね。
写真:林ひろし イラスト:ヨシイアコ
さまざまな間取りで暮らす5組のお宅を著者がコンサルティング。実践的な整理収納術はあなたの家でもすぐに試せます