梅干しは飢饉のために考え出された常備食だそう。以前に漬けた梅干しが残っていたら、フレークに変身させて楽しむのもおいしいです。
梅干しを干すだけ
「梅干しフレーク」
小さじ1あたり5kcal/塩分3.3g
材料(できあがり80g)
塩だけで漬けた梅干し...500g(正味400g)
作り方
(1)梅干しの種を取り除く。
(2)果肉だけをクッキングシートを敷いた天板に広げ、カラカラになるまで天日に干す。夏の晴天で1週間、秋の晴天なら2週間ほど干す。
(3)5分の1まで縮み、カチカチになったらミキサーにかけて細かくする。
「梅干しフレークおむすび」
1人分128kcal/塩分1.7g
材料2個分と作り方
温かいご飯茶わん1杯分(150g)に梅干しフレーク小さじ1を混ぜ、おにぎり2個をにぎり、のりを巻く。
「さっぱり梅干し冷やし中華」
1人分176kcal/塩分2.0g
材料(2人分)
梅干しフレーク...小さじ1
中華麺(冷やし中華用)...1パック(150g)
ごま油...小さじ1
きゅうり(粗みじん切り)...1本分
作り方
(1)中華麺はゆでて水に取って冷まし、ざるに上げる。
(2)ボウルに(1)を入れ、ごま油、梅干しフレーク、きゅうりを加えて混ぜ、器2個に盛る。
「梅風味しらたき」
1人分 21kcal/塩分 1.7g
材料(2人分)
梅干しフレーク...小さじ1
しらたき...1パック(正味20g)
サラダ油...小さじ1
青のり(フレーク)...小さじ1/2
作り方
(1)しらたきは3~4cm長さのざく切りにし、サッとゆでてざるに上げる。
(2)鍋に(1)とサラダ油を入れて強火で炒め、油がまわったら梅干しフレークと青のりを加えて混ぜ、火を止める。
●冷蔵で1年保存できる。
●残った種は〈梅びしお〉(下記参照)にするとよい。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用する。
残った種で梅びしお
梅干しフレークを作った残りの種に少し手間をかけて、梅びしおを作ります。そのまま調味料として使え、夏のメニューにぴったりです。
大さじ1あたり36kcal/塩分1.4g
材料(できあがり280g)
梅干しの種(梅干しフレークを作るために果肉を外したもの)...300g
酒...1カップ
砂糖...200g
作り方
(1)梅干しの種をふた付き容器に入れ、酒を注ぎ、ふたをして1週間冷蔵する。
(2)ボウルに柄付きざるをのせ、(1)をあける。ざるに残った種の周りに付いている梅肉を、ゴム手袋をはめた手でもんでこす。下のボウルにたまった梅肉酢は約200gになる。
(3)(2)を鍋に入れて砂糖を加えて火にかけ、煮立ってきたら弱火にして10分、絶えず混ぜながら煮て火を止める。
(4)瓶に詰める。冷蔵で1年保存できる。
※保存容器は清潔で完全に乾いたものを利用する。