多くの借金を抱え、かなりの貧乏から「幸せな億万長者」と呼ばれるまでになった森瀬繁智さん。森瀬さんは、「自然現象と同じように、お金持ちになる、幸せになる、ということにも一定の法則がある」と言います。そこで、森瀬さんの著書『すごい!お金持ちチェンジ』(KADOKAWA)より、「成功の法則」をご紹介。「目からウロコ」な考え方の数々を、ぜひ実践してみてください!
僕を変えた言葉
僕は月の半分は東京都内にある高級ホテルに宿泊し、個人セッションやセミナーはラグジュアリーな空間で開催させてもらっています。
セミナー会場は東京だけではなく、ハワイやバリ、シンガポールやドバイなどで開催することもあり、年間の旅費だけでも2000万円は超えます。
実際に仕事として働いているのは2~4時間程度で、その時間もずっとシャンパンを片手に、楽しく仕事をしています。
残りの半分は地元の長崎県にいて、奥さんや子どもたちとの時間を優先し、残りの時間は本を読んだり、自分の好きなことをして過ごしています。
今でこそ、時間にもお金にも人にも恵まれた環境で生活をしていますが、最初から裕福だったわけではありません。
社会人になったときの初任給は13万円。
仕事は真面目に一生懸命取り組みましたが、人間関係がうまくいかず、半年で会社が運営している3つのお店から追い出されて、オーナーからは「ここで追い出されたら、次はないよ」と言われてしまいます。
そんな僕を救ってくれたのは"本"でした。
そのときは本を買うお金さえなかったので、図書館で借りていました。
図書館へ行くたびに、貸出限度いっぱいの10冊を借り、いつも返却期限までに必ず返しに来てまた10冊借りていくので、図書館の係の方とはすごく仲良くなったのです。
さらには、借りたい本のリクエストまで聞いてくれて、僕は実質タダでたくさんの本を読み、多くの学びを得ることができました。
そのおかげで会社では全店舗を任される統括店長になることができましたし、その後も様々な問題が起きましたが、その都度、本から学んだことや、多くの言葉に支えられ、今の成功へとつなげることができたのです。
それともう一つ、僕を支えてくれたものがあります。
それは、奥さんからの言葉です。
僕は仕事に行き詰まりを感じ、どうすればいいか迷っていました。
お金がなければ、世界でいちばん大事な奥さんを幸せにできない。
しかし、僕はやっぱり人に喜ばれて、僕自身も喜べるような仕事をしたい。
そこで、思い切って、奥さんに告白しました。
「僕はワライフ(自分の人生の誤解に気づき、肩の荷がすーっと下りることで、心の底から楽しい笑顔の日常になる)的な生き方でビジネスをしたい!もし、それで生活が苦しくなったら、アルバイトでもなんでもするから、挑戦させてもらえないだろうか」
そこで奥さんが言った言葉を、僕は今でも忘れません。
「あなたは、自分が楽しいと思ったことをやればいいよ。お金は私が稼ぐし、どうにかなるよ」
その言葉を聞いたとき、僕は嬉しくて涙が出ました。
そして、その言葉から"僕の幸せな億万長者への快進撃"が始まったのです。
「幸せなお金持ちになる方法」が、4章にわたって、とにかく「わかりやすく」解説されています