知っておいて!「スマホ決済」を安心して使うための「7つのQ&A」

テレビCMで気になる"○○ペイ"。使ってみたことはありますか? お金が戻ったり、お釣りを間違えないから安心して使えます。
20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリストの村元正剛さんに、お得で便利なスマホ決済を安心して使うための情報を教えていただきました。

Q.キャッシュレス還元でどれくらい安くなるの?
A.6月までは最大5%の還元施策が続きます

スマホ決済など、キャッシュレス決済で支払った場合に支払額の一部が還元される国の施策を「キャッシュレス・消費者還元事業」といいます。
2019年10月から始まり、20年6月末日まで続きます。
還元率は中小規模の店舗は5%、フランチャイズチェーンのコンビニや飲食店、ガソリンスタンドなどが2%となっています。
ただし、全ての店舗が対象となるわけではなく、この事業に登録した店舗に限られます。
店頭に貼られている「5%還元」「2%還元」と記されたポスターやシールを確認しましょう。

ポイントが還元される時期や方法は、利用するサービスによって異なります。さらに、各社が独自に行うポイントサービスもあります。
なお、「Suica」のポイント還元は、事前にJR東日本のポイントサービス JRE POINT」に会員登録をする必要があります。

キャッシュレス決済のポイント還元率

・中小の小売店・飲食店など/5%還元
・コンビニ、外食チェーンなど/2%還元
・百貨店、大手スーパーなど/還元なし
+決済サービス独自のポイント還元

2002p038_02.jpg

「Suica」のポイント還元は、「JRE POINT」サイトでの登録が必要です。2002p038_03.jpg「LINE Pay」は前月の利用額によって、ポイント還元率が変わります。

Q.マイナンバーカードでさらにお得になるってホント?
A.9月からは最大5%の還元施策が始まる予定です

2020年9月以降に、キャッシュレス決済に対する新しいポイント還元策を導入することが政府で検討されています。
マイナンバーカードの普及を狙うもので、付与されるポイントは「マイナポイント」になる予定。
現在検討されている案では、一定額の前払いに対して5%のポイントを還元し、上限額は1人最大5000円にするとのこと。
しかし、ポイントを受け取るには、まずマイナンバーカードを作り、マイナンバーに紐づく「マイキーID」を発行してもらう必要があります。
さらに、そのマイキーIDを自分が使うキャッシュレス決済に登録する必要があります。
とはいえ、まだ検討段階です。
正式な報道を待ちましょう。

Q.買い物の履歴は、どうやって確認するの?
A.残高や履歴の画面で確認できます。

レシートをなくしても、買ったお店や金額をスマホの画面で確認できることもスマホ決済の利点です。
例えば「PayPay」では、ホーム画面で「残高」をタップするだけで確認できます。
「LINE Pay」や「Suica」も利用履歴が見られます。

2002p038_04.jpg「LINE Pay」は「支払い履歴」で確認できます。

2002p038_05.jpg「PayPay」は「残高」で確認できます。

Q.金額を間違えて支払ってしまった!どうすればいいの?
A.お店の人に伝えて、やり直してもらいましょう

お店にあるQRコードを読み取って、自分で金額を入力して支払う場合、金額を間違えないように注意が必要です。
金額を入力したら、その画面をお店の人に見せて、確認してもらってから支払いの操作をするのが安全です。
とはいえ、使い慣れないうちは金額の入力を間違えたり、重複して支払ってしまうことがあるかもしれません。
その場合は、お店の人に間違えたことを伝えて、支払いの操作を取り消してもらいましょう。
お店の人がバーコードを読み取って決済する場合も、支払い完了の画面は必ず確認しましょう。
間違いがあったら、すぐに取り消して、やり直してもらいましょう。

Q.家族や友人に送金することはできるの?
A.個人間の送金ができるサービスもあります

個人間の送金機能を備えたスマホ決済サービスもあります。
「LINE Pay」は、「LINE」でつながっている「友だち」に、「LINE Pay」で使える電子マネーを簡単に送金できます。
さらに、複数人で食事をした場合などに便利な「割り勘」という機能もあります。
「PayPay」「d払い」「楽天 Pay」も個人間送金が可能です。

2002p039_01.jpg「LINE Pay」は、「ウォレット」画面で「送金」を選択すると、友だちに送金できます。

Q.災害時や停電時には使えなくなるの?

A.万一に備えて現金もお財布に入れておくべきです

スマホ決済は、スマホがインターネットに接続している前提で利用できるサービスです。
大規模な災害が発生した際は、携帯電話向けのデータ通信が使えなくなることがあります。
その場合は、スマホ決済は使えません。
また、スマホのバッテリーが切れてしまった場合も、利用できなくなります。
災害時ではなくても、建物内や地下など、電波が届きにくい場所はあります。
また、自分のスマホは使える状態だったとしても、お店の読み取り機が停電で使えなくなる可能性もあります。
スマホ決済は便利なサービスで、すが、それだけに頼るのは禁物。
すぐに使える現金を用意しておくことをおすすめします。

Q.機種変更するときは、どうすればいいの?
A.電話番号に変更がなければ残高も簡単に移行できます

QRコードを用いるスマホ決済は、スマホの機種に関係なく利用できます。
機種変更した場合は、新しいスマホにアプリをインストールして、携帯電話番号で認証することで、それまで使っていたスマホでの残高を引き継げます。
非接触ICのスマホ決済の場合は、新しい機種も非接触ICに対応している必要があります。
対応機種であれば、それまで使っていた機種で、残高をインターネット上のセンターに一時的に保存する設定を行い、新機種でそれをダウンロードすることで引き継げます。
しかし、iPhoneからAndroidに機種変更する場合など、データを引き継げない場合もあります。

構成・文/村元正剛 イラスト/いなばゆみ 写真提供/PayPay

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<教えてくれた人>

村元正剛(むらもと・まさかた)さん

20年にわたって携帯電話業界を取材し続けているジャーナリスト。スマホの使い方に詳しい。

この記事は『毎日が発見』2020年2月号に掲載の情報です。

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