「家の片づけを始めても、なぜかなかなか進まない」と思うことってありますよね? そんな悩みを10年以上前からブログでつづったことで、モノに囲まれた暮らしから「もたない暮らし」に変えた人気ブロガーのriamo*さん。そんなriamo*さんの著書『「もたない暮らし」の始め方』(すばる舎)から、誰でもすぐに試せる「片づけ上手になる工夫」をお届けします。
ゴミ、期限切れ、長年不使用、重複、大型
何から捨てていいのかわからない、という声をしばしばお聞きします。
そんなときは、5つのステップ。
捨てやすいものから、順番に捨てていきましょう。
●ステップ1:ゴミ
誰からどう見てもゴミ。
ダンボールやペットボトル、読み終わった雑誌、壊れた家電......。
捨てようと思いながら、捨てるのを忘れていたもの。
ゴミであるなら、迷いなく捨てることができます。
まずは、ここから。
ゴミを捨てる。
簡単だけれど、注意していなければ簡単に溜まってしまいます。
●ステップ2:期限が過ぎたもの、食べられないもの
珍しい調味料、冷蔵庫の中に眠っていないでしょうか?
凝った料理を作ろうと買ったものの、使ったのは1回きり、とっくに期限を迎えているかもしれません。
財布の中の期限の切れたクーポン券、古くなった薬、前月の子どもの学校行事の予定表......。
期限があるものは、期限を過ぎれば捨てられます。
捨てるタイミングがわかりやすいです。
引き出しの中に、書けないボールペンは眠っていませんか?
書けなくても、つい引き出しの中にしまい、捨てることを忘れがち。
家中のボールペンの試し書きをして、書けないもの、書きにくいものは捨ててしまいましょう。
●ステップ3:使っていないもの
ここからは、少し難易度が上がります。
趣味で始めた釣り道具、最近行っていないけど、これから行く予定もない。
でも、壊れていないから、まだ使える。
前にいつ使ったのか覚えていないのに、いざ捨てようとなったとき、まだ使えると考えてしまう。
これが、捨てられないハードルになります。
使わず押し込んで、持っていることさえ忘れているものは、なくても困らないはず。
●ステップ4:重複しているもの
家の中に重複しているものは、数を減らしても困りません。
炊飯器を買ったときの付属品として、しゃもじが付いてきます。
すでに家には、しゃもじあり。
それでも、捨てられずに2つ持っていたけれど、重複しているものって結局、1つしか使わないんですよね。
考えてみれば、2つ同時には使うことがないのです。
ホチキスや、使い切れないほどのガムテープ、小さくなった消しゴム......。
家の中には2つ3つ、4つ5つと同じものがゴロゴロしていることがあります。
それを同時に使うときがありますか?
それらを必要最低限にするだけで、モノを減らすことができます。
●ステップ5:大型のもの
捨てようと思いながら、なかなか捨てることができないものが、大型のもの。
娘たちが幼い頃習っていたピアノがありました。
それぞれのやりたい楽器に進むと、ピアノを弾くことがなくなりました。
いつまでもピアノは閉じられ、買った当初はピカピカに磨かれていたのに、いつの間にか曇ったまま。
ちょっとした物置状態になっていました。
娘と相談の上、買取業者に引き取ってもらうことにしました。
いつか弾くときが来る、その「いつか」を待つことはありません。
大型の学習机は捨てるのに苦労しました。
学生ではなくなったのに、まだ使えるからと置いていては、後々痛い目にあいます。
しっかりとした造りの学習机は、とても重いのです。
2階の部屋から運ぶために、解体しました。
市に依頼して処分しましたが、ひと苦労でした。
大型のものほど捨てにくいのですが、家から出したときのスッキリ感は、とても大きいです。
イラスト:ナカイミナ
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