あなたが死ねば全部ゴミ。持ち物の処分は「いつか」ではなく「できるとき」に

「家の片づけを始めても、なぜかなかなか進まない」と思うことってありますよね? そんな悩みを10年以上前からブログでつづったことで、モノに囲まれた暮らしから「もたない暮らし」に変えた人気ブロガーのriamo*さん。そんなriamo*さんの著書『「もたない暮らし」の始め方』(すばる舎)から、誰でもすぐに試せる「片づけ上手になる工夫」をお届けします。

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「いつか捨てよう」ではなく、今日が一番若い日

人が亡くなるとき、残していくものの9割は、いらないものだそうです。

「あなたが死ねば全部ゴミ」

なかなかピリッとする言葉です。

人は、何かを持って生まれてくることも、何かを持って死んでいくこともできません。

大切にしていたコレクションも、主を失えばたちまちゴミと化してしまう。

あなたがもったいないと捨てられずにいた、そのモノもゴミになるのです。

自分が死んだ後のゴミを、誰が処分してくれるでしょうか?

その答えは、自分以外の誰かです。

家族のいる方は、家族がその片づけを負うことになるでしょう。

捨てられずに先延ばしにしたガラクタを見て、家族は偲んでくれるでしょうか?

途方に暮れる家族の姿が目に浮かびます。

いつか捨てよう、いつかいつかと言っているうちに歳をとり、1人では何もできなくなる。

重いものも運べず、高いところも手が届かない。

そうなってからでは、時すでに遅し。

「いつか使うかも」の「いつか」なんて、なかなかやって来ません。

判断は、今使っているか、使っていないか。たったこれだけです。

見て見ぬ振りはもう終わりにして、若いうちに片づけをやっておく。

「今日」が一番若い日には、違いないのだから。

遺品整理を子どもたちにさせたくない

「捨てる」ことをいつも思って、暮らしていると言ったら笑われますか?

私は40代ですが、自分が死んだ後のことを考えています。

そんなことを言ったら、たいてい笑われます。口を揃えて、「まだ早い!」と......。

でも、私は至って真面目なのです。

将来、私の片づけをする2人の娘のために、スーツケースひとつまでとはいかなくても、使わず捨てられず先延ばしにするものは残さない。

キレイさっぱりと、できるだけ身軽に暮らしたいと考えています。

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riamo*(りあも)

神戸市在住。ライブドアブログ公式ブロガー。ブログ「やさしい時間と、もたない暮らし」は長期にわたり月間100万PVを達成。毎日の暮らしをちょっぴり豊かにするもの選びや余計なものを持たない暮らしなどをつづり、多くのファンから愛されている。

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※この記事は『「もたない暮らし」の始め方』(riamo*/すばる舎)からの抜粋です。
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