そのイライラは誰のせい? ストレスから解放されたスウェーデン人が教える「怒り」との付き合い方

家庭に仕事、交友関係まで、あらゆる場面で抱えてしまう「ストレス」。頑張れば頑張るほど、なぜかたまっていく人は、もう少し「自分を大切に」した方がいいかもしれません。そこで、「幸福度の高い国」として有名なスウェーデンで国民的ベストセラーとなった『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方 心の病を抜け出した夫婦からのアドバイス27』(マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク/文響社)から、幸せな国で暮らす人々が共感した「自分を大切にできる方法」を連載形式で紹介します。

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誰かが怒っていてもあなたのせいとはかぎらない

人から怒りを向けられると、自分に対して怒っていると思いますか?

それはいけません!あなたに怒っているとはかぎらないのです。

たいていは、ほかにいろいろと問題を抱えている人がフラストレーションをあなたにぶちまけているか、疲れやストレスが溜まりに溜まっていて、もっといい方法で対処できないだけなのです。

怒らせたり、困らせたり、落ち着かない気分にさせたりしようとする人がいても、そうした挑発にどう反応するかはあなた次第です。選ぶのはあなたなのです!

怒っている人を相手にするときは、一歩退いて自分にたずねるのです。

「なぜこんなに怒っているのだろうか。この怒りの裏になにがあるのだろうか」

そして、自分に言い聞かせるのです。

「わたしに怒っていると考える必要はない。わたしが関係あるとはかぎらない」

人がネガティブな反応をしたりネガティブなことを言ったりする理由がわかれば、そのことを気にしたり、自分に向けられたと思ったりする必要がなくなります。

そういう人の言動にいちいち気分を害されずに済むのです。

相手のネガティブな態度や攻撃性を、自分個人に向けられたものではない、と考えられるようになると、ものすごく解放された気持ちになります。

人にどう思われようと気にしない習慣ができると、ストレスだらけの考え方や出来事の多くを防げるはずです。

なにごとも当たり前と思わず、物事を個人的にとらないことです。

家族にいらいらの原因を話す

過去の怒りを手放すよう努めましょう。

過ぎたことをくよくよ考えるのはよくありません。苦々しくなって気が滅入るだけです。

自分自身を傷つけるだけですし、今ここを意識するのも難しくなってしまいます。

帰宅して家族と過ごしているときに、その日あったことで怒りや苛立ちを感じている場合は、今日こんなことがあってね、と家族に話し、いらいらしているのは家族のせいではないと伝えてください。

こうやってちょっと知らせておくだけで、苛立ち、誤解、後ろめたさといった不要なエピソードの多くを生まずに済むのです。

子どもにとって、親のあなたが非常に重要な手本となることを忘れてはいけません!

子どもは親を真似るものです。

お子さんが怒りを上手に扱えたらいいと思いませんか?

欲しいものを手に入れるのに怒りを利用できるとわかれば、子どももそうするようになってしまいます。

怒りも伝えるべき大切な感情ですが、どうせ伝えるなら、建設的で抑えたやり方にしましょう。

攻撃的で、自分でも抑えられないような伝え方では、問題や誤解が大きくなるだけです。

これまでのよくない習慣を断ち切れば、自分も周りの人もずっと気持ちよく過ごせるようになります。

また、こちらの言うことにもっと耳を傾けてもらえるようになるはずです。

幸せな夫婦関係は、運とは関係ない

よい夫婦関係は棚ぼたではありえません。相性ばっちりであっても、毎日、互いをしっかり気遣っていなければ、固い絆は育めません。愛は、意識して常に努力すべきものなのです。どうすれば幸せな関係でいられるか、ベストな方法を何年も探し続けている夫婦は少なくありません。実は、いたって簡単なことなのです。

・相手に細心の注意を払う

夫婦の良好な関係を維持するには、相手としっかり向き合っていなければなりません。一緒にいるときは相手に関心を向け、注意を払うのです。ほかのことに気を取られていてはダメなのです。

・スキンシップをこまめにする

セックスの重要性についてはさまざまな意見がありますが、親しみや愛情のこもったスキンシップがとても大切であることは確かです。具体的にどうするかは問題ではなく、スキンシップをおこなうこと自体が重要なのです。互いの体に触れ合うことで、より深い感情レベルの絆が強まります。

・優しい気持ちを忘れない

付き合い始めた頃と同じように、思いやりや相手を大切に思う気持ちを持ち続けましょう。

・日頃から感謝の気持ちを伝える

自分にとって相手がどれほど大切かを必ず伝えるようにします。一緒にいてくれてありがとう、と言いましょう。普段から感謝し合うのです。

・用事がなくても連絡し合う

忙しくしていると、夫婦の会話が用件ばかりになりがちです。どちらが子どもを病院へ連れて行けるか、スーパーで買ってくるものはあるか、今晩の夕食はどちらが用意するか、などなど。うまくいっている夫婦は特に用事がなくても、電話やメッセージで連絡し合います。

・互いに魅力的でいる

長年連れ添っていても、互いに褒める、ヘアスタイルを変えたら気づく、新しい服が似合うねと言う、愛情をこめてにっこりする、といったことを忘れずに。

・なにか一緒に取り組む

共通のプロジェクトがあると絆が深まります。うまくいっている夫婦はチームワークが得意です。

・楽しむ

人生を真剣に考えすぎないように。一緒に大声で笑っている夫婦のほうが、強い絆を維持していけます。

・素直に謝る

きちんと謝りましょう。むくれたりすねたりすると、周りのみんなとの関係を壊します。謝ることは人としての成長につながります。

・相手の夢や希望を応援する!

相手の夢や希望、計画などがうまくいくよう気にかけます。それが愛というものです!

最近のある調査によると、長年連れ添っている夫婦は、互いに寛大で思いやりの精神に溢れていることがわかっています。

幸福度が高い多くの国民が共感した『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方』記事リストはこちら!

072-H1-hokuou1.jpg人口980万人のスウェーデンで20万部の国民的ベストセラー! 心の病を夫婦で乗り越えた経験を基に、27のアドバイスがまとめられています

 

マッツ・ビルマーク

スウェーデン、カルマル市生まれ。自身が持っていた不安症と向き合ったことをきっかけに、心の病の研究に注力。2011年「インナー・ヘルス」と題した初講演が反響を呼び、2013年には同講演をDVD化した。

スーサン・ビルマーク

スウェーデン、ルドビーカ生まれ。1995年にインテリアデコレーターとして働いていたとき、マッツと出会う。1996年には娘を出産。疲はい性うつ病となるが認知行動療法などによって克服した経験を持つ。

072-H1-hokuou2.jpg『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方 心の病を抜け出した夫婦からのアドバイス27』

(マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク/文響社)

現代社会はあらゆる「ストレス」でいっぱいです。そんな社会で頑張る人々に向けて、スウェーデン人夫婦が人生の質を上げ、心と暮らしの整え方をアドバイスしてくれる一冊。心の病になり、それを克服した著者だからこその説得力と、寄り添う優しさにあふれています。

※この記事は『北欧スウェーデン式自分を大切にする生き方 心の病を抜け出した夫婦からのアドバイス27』(マッツ・ビルマーク、スーサン・ビルマーク/文響社)からの抜粋です。
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