意思が弱くても大丈夫!筋トレを続けられるようになる0.1秒スイッチ

運動や食事制限など「長続きしないこと」ってありますよね。でもそれは「続けること」に頑張って疲れてしまっているからかもしれません。そこで、家計簿をつけることで「ダイエットを習慣化」するメソッドが話題となった『家計簿つけたら、ヤセました!』(川下和彦/あさ出版)から、三日坊主にならない「節約しながらダイエット」の方法を連載形式でご紹介します。

pixta_3920577_S.jpg

「宅トレ」に取り組む

ジムに行ったほうが、気分が変わるからいいのではないか?毎日体力がありあまっているわけではないので、疲れているときや二日酔いのときにはバスやタクシーを使ってしまいそうだ。

そう思われる方も、たくさんいらっしゃるだろう。私自身がまさにそうだったから、そのお気持ちは非常によくわかる。しかし、もしあなたがそう思われているとするならば、まずスマホで家計簿をつけ始め、節約ゲーム(著者考案のダイエットを習慣化する方法)にハマり始めた頃に、もう一度自分に「ジムに行ったほうがいいか、日常の運動機会を見直したほうがいいか」を問い直してほしい。

以前と違って節約脳になったあなたは、きっと新たにお金を使うのではなく、お金を貯められるほうを選択するだろう。なぜなら、そのときのあなたは、「食べたい」「動きたくない」という欲望に勝る欲望を持ち、なるべくお金を使わず、運動になる方法を選択することができるようになっているはずだからだ。

しかも、お金を貯めながらダイエットを実現させたい人には、他にも優れた選択肢がある。それは、自宅で取り組めるトレーニング「宅トレ」だ。

習慣化をマスターして以来、私はジムに通うのではなく、家の中でトレーニングすると決めて、それができる方法を考えたのである。すると、ジムの行き帰りの時間も必要なく、着替えやシャワーの時間も短縮できる。おまけに、テレビを見たりラジオを聴きながらトレーニングでき、当たり前だが自分専用スペースなので、混雑も関係ない。

その結果、快適に一定のペースでトレーニングを継続することができ、以前ジムに通っていたときよりも、はるかに大きなトレーニング効果が得られたのだ。いろいろなトレーニングマシンがなくても、たくさんの種目のトレーニングを組むことは可能だ。

自分の重さを利用した「自重トレーニング」を中心に設計すれば、0円ですむ。少し贅沢な環境を整えるとしても、せいぜいダンベルと腹筋マシンがあれば十分で、両方足してもたかだか2万円。毎月ジムに会費を払うことを考えると、一瞬で元が取れる金額ではないだろうか。それに最近では、自宅で手軽にできるトレーニング動画も充実しているので、ぜひ検索してみていただきたい。

行動開始の「0・1秒スイッチ」をつくる

ここまで読んで、「ジムに通わないで、1人でできるんだったら苦労しないよ!」と、宅トレを続けられることにまだ疑心暗鬼の方がいらっしゃるかもしれない。もちろん、人間いつもベストコンディションとは限らず、どうしても気乗りしないときだってある。それならばグータラ代表の私が、2年近くずっと宅トレを続けることができている秘訣をご紹介しよう。

実は、私たちは「やることに疲れている」のではなく、「やらなければならないことを考えるのに疲れている」のだ。さきほどのジムの例でいえば、やらなければならないことが多過ぎると、それを考えるだけで疲れてしまう。そうした状況に陥らないようにするためには、できるだけ「やらなければならないこと」を少なくし、すぐに行動できるように準備しておけばよい。

私はこのように、意志の力を使って「やろう!」と決めるのではなく、考えるより先に反射的に行動に移るためのスイッチを「0・1秒スイッチ」と呼んでいる。これが習慣継続に際して実に効果的に働くのだ。そして、これも宅トレを推奨する、大きな理由の1つなのである。

たとえば、疲れが溜まっていて、「今日は運動する気がしないなぁ......」と思ったとする。そこからジムに行ってトレーニングするのは至難の業で、結局「やっぱりやめた」となってしまう。

そんなとき、私はどうしているか?「ああ、今日はやる気がしないなぁ」と思ったら、床に向かって自分が「バタン!」と前に倒れ込むイメージを持つようにしている。

それが私にとっての0・1秒スイッチである。目の前に床があればどこでもOK。両手を出して床に倒れればいい。もちろん、本当にバタンと倒れ込まなくても、ケガをしないように膝をついてから床に両手をつけばよく、その瞬間から腕立て伏せをスタートすることができる。

そうすると、やるまでは「今日は辛いなぁ......」と思っていたのがまるで嘘のように、そのまま腕立て伏せを続けることができるのだ。

私は、筋力トレーニングにお金をかける必要はないと思っているが、例外的に腹筋マシンを推奨しているのも同じ理由からだ。腕立て伏せと違って、意外と腹筋に適した場所を探すのは難しい。

カーペットや座布団などがない堅い床だと、腰骨が当たってすぐに痛くなるし、足をかける場所がないと、反動を使った腹筋になってしまいがちだからだ。こんなふうに不快感や違和感が生じると、とたんに集中力が続かなくなってしまう。ところが、腹筋マシンがあれば、0・1秒でそこに腰をかけるだけ。あとは背もたれ部分に倒れかかった時点で、腹筋トレーニングがスタートするのである。

お金に体、人生まで変わる「家計簿つけたら...」記事リストはこちら!

040-syoei-cover_asa_kakeiboOL.ai2.jpg1部で著者に起こった変化、2部でそのメソッドが解説。実際に使ったという家計簿アプリも紹介されています

 

川下和彦(かわした・かずひこ)

1974年、兵庫県生まれ。大学院修士課程を修了後、2000年広告代理店に入社。家計簿の習慣化によって、3カ月で18kgのダイエットに成功。今でもリバウンドしていない。趣味(と実益)は、お酒と筋トレ。41歳にして習慣化の極意を体得し、人生が変わった。目下、人生快走中!

shoei.jpg

『家計簿つけたら、ヤセました!』

(川下和彦/あさ出版)

無理な食事制限もせず、ハードな運動もなし。なのに、3カ月で18kgものダイエットに成功した著者が行ったのは、ただ「家計簿をつけた」だけ。意志が弱く、何をやっても続かない多くの人に勧めたい「三日坊主」脱出本。ダイエットだけじゃなく、あらゆることに応用できます。

※この記事は『家計簿つけたら、ヤセました!』(川下和彦/あさ出版)からの抜粋です。

この記事に関連する「暮らし」のキーワード

PAGE TOP