【本作を第1回から読む】今の60代は無数の仕事から「選べる」立場! 精神科医・和田秀樹先生による「幸せな再就職」のすすめ
『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』 (和田秀樹/PHP研究所)第5回【全8回】
「孤独」「健康」「金(お金)」...老後不安の「3K」を抱えていませんか?「60歳からは、好き放題に生きていい。」を提唱するのは、高齢者専門の精神科医として延べ6000人を診てきた和田秀樹先生。『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』は、老後に対する不安を払拭できる指南書です。60代からは、むしろ「チャンス」。考え方を180度チェンジして、人生を謳歌しましょう!
※本記事は和田秀樹著の書籍『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』(PHP研究所)から一部抜粋・編集しました。
高血圧より低血圧に注意する
「血圧が高いと血管が傷付くから、下げるべき」が世の中の健康常識。しかし、減塩したり、降圧剤を飲んだりする先には、別のリスクも......。
160~170mmHg程度なら心配しなくていい
健康診断で高血圧と判定されると、必ずと言っていいほど「塩分を控えなさい」と言われます。その命令に従って、味気ない食事を我慢して食べている中高年の方は多く見られます。スーパーの棚にも減塩をうたった調味料や食品が数多く並び、健康を気にする人が、しぶしぶ買い込んでいます。
しかし、「高血圧=悪」と思っている方々が知らないことがあります。
実は、血圧の高さが健康や寿命にどのような影響を与えるのかは、今のところよくわかっていないのです。
200mmHgを超えたら、さすがに、血流の勢いが強すぎて血管が破れる恐れがありますから、注意が必要でしょう。しかし、160~170mmHg程度なら気にする必要はないと私は考えています。60代の方なら、少々高いくらいのほうが、頭がよく働き、活力も出ます。