「血圧・血糖値・コレステロール値」は気にしなくていい!?「医者の正義」にあらがうベストな生き方

【本作を第1回から読む】今の60代は無数の仕事から「選べる」立場! 精神科医・和田秀樹先生による「幸せな再就職」のすすめ

『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』 (和田秀樹/PHP研究所)第3回【全8回】

「孤独」「健康」「金(お金)」...老後不安の「3K」を抱えていませんか?「60歳からは、好き放題に生きていい。」を提唱するのは、高齢者専門の精神科医として延べ6000人を診てきた和田秀樹先生。『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』は、老後に対する不安を払拭できる指南書です。60代からは、むしろ「チャンス」。考え方を180度チェンジして、人生を謳歌しましょう!

※本記事は和田秀樹著の書籍『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』(PHP研究所)から一部抜粋・編集しました。


健康診断の数値に振り回されない

「血圧・血糖値・コレステロール値」は気にしなくていい!?「医者の正義」にあらがうベストな生き方 60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」_記事03アイキャッチ.jpg

健康診断で重視されがちな、血圧・血糖値・コレステロール値。それを重視することには、どれだけの根拠があるのだろうか? 正常値にすることが本当にベストなのか?

一律の基準値を当てはめるのは理不尽

ご存じの通り、健康診断を受けると、さまざまな体の状態が数値化されて出てきます。そのなかでもとりわけ重視されるのが、血圧・血糖値・コレステロール値です。

それぞれに、若者も高齢者も一律の基準値が設けられ、その範囲内に収まっていなければ、生活改善の指導を受けたり、薬を処方されたりする。これが今の医療です。

一律に扱うのは年齢だけではありません。個々人の体質やそのときに本人が体調をどう感じているかも無視されます。薬の効き方の個人差も、ほとんど考慮されません。

「血圧が高くても元気いっぱい」という人はいくらでもいます。しかし、基準値より高ければ「下げましょう」と言われ、薬の服用や生活改善を迫られるのです。

 

和田秀樹
精神科医。1960年、大阪府生まれ。1985年に東京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院、国立水戸病院、浴風会病院精神科、米国カール・メニンガー精神医学校国際フェローなどを経て、現在、立命館大学生命科学部特任教授。映画監督としても活躍している。1987年のベストセラー『受験は要領』以降、精神医学・心理学・受験関連の著書多。近著に『老いの品格』『頭がいい人、悪い人の健康法』(ともにPHP新書)、『50歳からの「脳のトリセツ」』(PHPビジネス新書)、『60歳からはやりたい放題』『60歳からはやりたい放題[実践編]』(ともに扶桑社新書)などがある。

※本記事は和田秀樹著の書籍『60歳からは、「これ」しかやらない 老後不安がたちまち消える「我慢しない生き方」』(PHP研究所)から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP