「家事は女の仕事」なんてまだ言っているの? 家事の分担を巡る夫婦の攻防、5つのエピソード

夫婦共働きが珍しくなく、家事を夫婦でシェアするのは当然、というのが今の世の中。しかし、分担のバランスで喧嘩になったり、クオリティに不満を持ったり、家庭円満のためにしていることも、もめ事の原因になることも少なくないようで...。

「家事は女の仕事」なんてまだ言っているの? 家事の分担を巡る夫婦の攻防、5つのエピソード 688dad0dd269d4a58d7d7148c5882ec599cb22f3.jpg1:お願いしている家事は一つだけなのに...夫の「洗い残しの皿」を見て怒りに震える朝

「昔は何事も夫(45歳)を優先してきた私。子どもが生まれた後は次第に家族優先になりましたが、育児は私が引き受け、いつも帰りが遅い夫には『夫の夕食後の片付け』しか家事をお願いしていません。片付けといってもお皿数枚とコップを洗うのと、テーブル拭き程度です。それなのに、完璧にやってくれたことは一度もなく、必ずやり残しがあります。なんでそれさえできないのでしょう。朝起きて、洗い残しの皿を見るたびに怒りに震えています」(さんたさん、45歳)

家事は妻の仕事で「手伝ってやっている」という気持ちだからいい加減になる、という意見もあるようです。その気持ちを変えることができればこうはならないのかも...。

2:専業主婦の私を苦しめる「夫のためいき」のプレッシャー

「コロナの影響でパートを辞め、専業主婦になりました。時間の余裕ができるかと思いきや、小学生と年長の2人の子どもが帰ってきて寝かせるまではバタバタです。部屋の散らかり具合は以前と変わりませんが、夫(42歳)は帰ってきて部屋を見ると深くため息。『専業主婦なのに片付けられないのか』と思っているのが見え見えです。前は協力的だった家事もしてくれなくなりました。こんなことなら働いている方がいい!」(ayukoさん、42歳)

専業主婦は時間がある、そう思い込んでいる人は多いのですね。子どもたちの面倒を見ながら家事もする大変さを知れば、夫もこんな態度はとらないはずですが...。

3:雑な「夫クオリティ」を受け入れるか自分でやるか...私に迫る究極の洗濯

「夫(40歳)は仕事も真面目で子育てにも協力的。結婚して良かったと思える理想の夫ですが、唯一の欠点は不器用なところ。家事を頼むとろくな結果は得られません。しかしある日気づいてしまいました。夫の不器用さが出るのは家事に特化されている、つまり、不器用ではなく家事に興味がないようです。家で用事があるとき、雑で不完全な『夫クオリティ』を我慢して頼むか、自分でやるか、その2択になったとき、どうもモヤモヤしてしまいます」(紅白パンダさん、41歳)

もしや確信犯? ですが家事以外の事では頼りになるのなら多少(?)の欠点は目をつぶってあげてもいいのかもしれません。

4:大病を克服した夫が「洗濯」に目覚めた! やる気があるのはいいけれど...

「脳梗塞で倒れて以来、何事にも無気力だった夫が、ある日突然、洗濯に目覚めました。何かをする気になってくれたのはうれしいのですが、問題は1日に何回も洗濯機を回すこと。2回、3回は当たり前で、収納してあった服まで洗うときもあります。回数が増えれば洗剤の使用料も増えます。洗剤を買いに行くとティッシュなどをまとめ買いしてくるのも問題です。やる気アップを喜ぶ反面、どうにかして止めなきゃと頭を悩ませる日々です」(向日葵さん、51歳)

やる気があるのはうれしいですが、やりすぎは困りますね。やる気を削がない程度に控えてもらうためにいい言葉があったら、ぜひ教えてほしいものです。

5:家事のイライラから私を救った「魔法の宣言」

「コロナの影響で会社員の夫(52歳)やフリーで仕事をする娘(28歳)と息子(19歳)が常に家にいる生活が始まりました。家事の負担が増えてイライラしていた私はある日『夕ご飯以外は料理も片付けも自分のことは自分でやること』と宣言しました。3人とも嫌そうでしたがそれも最初だけ。次第に協力し合うようになり、息子と娘がご飯を作り、それを夫が片付けるなんて日も。うれしい習慣を身に着けてくれて、私の負担が減りました」(くあらさん、53歳)

ポジティブな方向に家事の悩みを解決する、素晴らしい宣言ですね。家族の結束が固まったおかげで、家の中の雰囲気も良くなったそうです。


家事に限らず、人間関係をよくするために必要なのは尊重と譲り合いではないでしょうか? お互いに家事を「してもらって当たり前のこと」だと思わずに、感謝の気持ちを持つことで解決することも多いのかもしれませんね。

 

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