夫が担当している家事は「皿洗い」だけ。たった一枚...毎朝「洗い残しのお皿」を睨み怒りに震える私

<この体験記を書いた人>

ペンネーム:さんた
性別:女
年齢:45
プロフィール:結婚約20年の45歳主婦です。

夫が担当している家事は「皿洗い」だけ。たった一枚...毎朝「洗い残しのお皿」を睨み怒りに震える私 45.jpg

夫(45歳)は仕事が忙しく家庭にいる時間がほとんどないため、我が家の家事はほぼ私が担っています。

ただし、1日の最後の台所の片付けだけは夫の担当です。

台所の片付けといっても、ほんのお皿数枚と夫が使ったコップだけ。

我が家には高校生になる子どもがいますが、夫の帰宅が遅く夕食の時間が合わないので、私と子どもだけで先に夕食を済ませているからです。

私と子どもの分の片付けは私がやりますが、夫の食事の後片付けだけは夫に任せているのです。

今思うと本当に不思議なのですが、結婚当時はまだ夫に恋しているような状態でした。

夫が帰宅したあと気持ちよく過ごせるようにと掃除をし、夫が朝食の香りで目覚めて幸せを感じてもらえるようにと、5時に起きて出汁を取ってお味噌汁を作り...。

さらにお昼のために彩りの良いお弁当を作り、当時の私はとにかく夫最優先でした。

そんなことを続けた結果、夫は勘違いしたのではないかと思います。

子どもが生まれて私が仕事をやめてからは、家事と育児のほぼ全てを担ってきました。

子育て中の戦場のような家庭に、夫がいたことはほとんどありません。

私は子どもたちの話を聞きながら料理をし、食べさせ、宿題を見て、お風呂に入れてと、慌ただしい中で自分の夕食を済ますのが当たり前でした。

が、夫は子どもが寝静まった後に帰宅し、のんびり晩酌をしています。

そんな夫を見るうちに、いつの間にか私の中で新婚当初に持っていた夫最優先主義は消え果てました。

子どもが赤ん坊で、昼夜を問わず私の手を離れないような時代には、家事の分担を願ったこともありましたが、子育ての現場を知らない夫を説得するのはほぼ無理。

夫は家庭にはいないものと割り切ることにしてやってきました。

最初は孤独な育児と家事に辛い気持ちも感じましたが、三人目を産んだ頃には夫がいない気楽さに気付きました。

特に我が家の場合は、子どもが寝静まるまで夫が家にいないので、本当の意味で「夫は家にいないもの」だったのです。

結局、新婚当初と同じようにほぼすべての家事は私が担当していますが、私の中で夫最優先ではなく家庭最優先になったところが大きな違いです。

おそらく夫は気付いていませんが。

今現在は最初に書いたように、夫には自分の夕食の後片付けだけお願いしています。

翌朝、私が5時に起きてきて家族の朝ごはんやお弁当を作る時、昨夜片づけたはずのキッチンに夫の出した洗い物があるのが嫌だからです。

一日の時間の多くを過ごすキッチンです。

結婚当初は共働きだった私たちですが、結婚して20年、いろんなことがあり、何度も喧嘩をしてこのやり方に落ち着きました。

ところが、夫はどうしても、洗い物を完璧にしてくれないのです。

なぜかお皿を一枚残す、コップを一つ残す、テーブルを拭かない、というように少しだけやり残します。

朝、起きてきて最初にキッチンに向かいますが、そこに洗い物が残されているとお腹の底から怒りがわいてきます。

綺麗な状態で気持ちよく一日を始めたいと強く思っているだけなのですが、この人は何なのか、たった一つのお願いも聞けないのだろうか? 

夫は自分の使ったお皿をキッチンに運んだ時、数時間後には同じキッチンに私が立ち、家族の朝ごはんを作ることが想像できないのだろうか? 

私は家族が気持ちよく過ごせるようにと心配りをしているのに、夫は私の気持ちを想像できないのだろうか?

私が気持ちよく過ごせるように、とは思わないのだろうか? 

朝からたった一枚の洗い残しのお皿を睨んで、怒りに震えています。

夫最優先だったころの自分からは想像もできなかったでしょうが、こう変わってしまったのも、夫のこの「相手の気持ちを考えてくれない」性格が原因だったと思うのです。

夫の洗い残しがなくなる日は来ないのかもしれません。

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