貯金が少ないから老後が心配...多くの人が抱える将来の不安。そんな時代に、「お金がなくても幸せになれる」と言うのは70代の牧師・ミツコさん。著書『74歳、ないのはお金だけ。あとは全部そろってる』(すばる舎)の中では、その暮らしぶりを伝えています。今回は同著書から、ミツコさんが感じた仕事のやりがいや日常の感動など、人生を充実して過ごすためのヒントをお届けします。
何らかの「仕事」で毎日出かけています
ほぼ毎日のように何らかの仕事、用事が入っています。
70代は一般に「引退」とされる年代なのかもしれませんが、私は仕事があること、働かせていただけることは、とてもありがたいことだと思っています。
日々の張り合いです。
忙しく動いているのが性に合っているのでしょう。
出かける用事があることで、生活リズムも整います。
人と話す機会も多く、ひとり暮らしの中でも日々刺激を受けています。
〈1週間のスケジュール〉
月曜日:「訪問の日」としている
火曜日:午前中2時間、シルバー人材センターの仕事
水曜日:午前中~昼過ぎまで、教会。朝から約10人分の昼食のおかずを作って持っていく
木曜日:午前中2時間、シルバー人材センターの仕事
金曜日:夕方から3時間、シルバー人材センターの仕事
土曜日:休日。翌日の説教の準備をすることも
日曜日:毎週、朝から午後3時まで教会。定期的に説教を行う。日曜礼拝はクリスチャン、牧師にとってハイライト
水・日曜日は教会の日。
火・木・金はシルバー人材センターの仕事の日です。
これで週5日が埋まります。
土曜日は休日ですが、翌日日曜日の説教を準備する時間もあり、あまり気が抜けません。
説教は一日でまとめられるものではなく、四六時中考えています。
ある意味、1週間ずっと説教に時間を使っていると言えます。
だから、唯一気が抜けるのは、日曜礼拝の終わる日曜の夕方から夜だけ。
ぼーっと脱力していることも多いです。
月曜日は姉や叔母、教会に来られなくなった教会員の方など、80~90代の人たち約15人を様子伺いに順繰りで訪ねています。
自宅や老人ホーム、病院など様々、場所も自宅の近くから電車で2時間かかるところまで、いろいろです。
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74歳の牧師がつづる、一人暮らしの老後生活。健康管理法やお金の価値感などについて全6章で紹介されています