あなたは毎日「やりたいことだけ」に向き合って、1日の時間を満喫できていますか?
自分がやりたいことはこれじゃない...。でもどうでもいいことに時間を追われて、やりたいことができない。便利な家電が増え、デジタル化も進んだ現代なのに、なぜか「時間がない」という悩みが絶えることがない、と感じていませんか?
月収20万から、1日実働2時間で月収1000万円を超えた筆者による、「最幸」の時短術を惜しみなく公開します!あなたもぜひ「幸率」の良い人生を!
※この記事は『お金と時間の悩みが消えてなくなる 最高の時短理』(米山 彩香/KADOKAWA)からの抜粋です。
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まずは「結果」でなく「チャレンジ」の定量目標を設定する
あらゆるタスクを数値目標化する
達成感を「満足感」で終わらせてしまっては、次の行動につながらないとお伝えしました。
関連記事:「「何をやるか」に忙殺されないで。「どう生きるか」という視点が大事/最高の時短(2)」
しかし、「小さなゴールの積み重ねの先に、目指すべき大きなゴールがある」という図式があれば、つまり大きなゴールとなる「生き方」が明確であれば、小さなゴールをクリアした際の達成感は、あなたの目標達成のための最高の武器となります。
・大きな目標(ゴール)を設定
・そのゴールにたどり着くための小さなゴールをいくつも設定
このように逆算的に考えれば、最終ゴール→5年後のゴール→3年後のゴール→1年後のゴール→半年後のゴール→1カ月後のゴール→今週のゴール→今日のゴールと、目標はあなたの生活に細かく落とし込まれていきます。
ここで重要なのは、小さなゴールには必ず「数値」の目標を入れること。ビジネスでわかりやすいのは、稼いだ金額でしょう。「月収150万円」の目標があるならば、それは何カ月後、何年後の目標とするのか? そのためには1週間でどのくらいの売上が必要か......と考えていけば、「何を」「どれくらい」やればいいかが自然と見えてきます。
勉強法なども同様です。最終の大ゴールとして「なりたい自分」「生き方」があり、そのためにはどんな試験を受けるのか、その試験に合格するための勉強期間はどれくらいか、1カ月でテキストを何ページ把握すればよいのかなどを考えます。
私も現在の仕事でも、数値目標は細かく設定しています。月の売上はもちろん、フェイスブックの投稿数、「いいね!」の数、友達申請の数、コメントの数、広告からリスト登録のコンバージョン率などを1日単位で具体的に設定します。
こうすることで、その数値を達成するために何をやればいいかが明確になり、結果、ムダなことはしなくなる、効率的な仕事ができるようになるわけです。
量が質を凌駕することを知る
一方で、仕事でも勉強でも、「数えられない」要素があります。たとえばそれは「がんばり」。「今日は1日がんばった」といわれても、何ががんばった証(あかし)なのかは、はっきりしないものです。「結果はさておき、自分はよくがんばった」では、目標を達成することは難しいでしょう。がんばった自分に満足して、そこで終わりです。ですから、あくまでも「数値のクリア」が必須となります。
でも、それは必ずしも「結果」でなくてもいいというのがポイント。たとえばフェイスブックならば、「何件の『いいね!』をもらう」ではなく、「何件投稿する」。飛び込み営業であれば、「何件の契約をもらう」ではなく、「何件訪問する」ということ。ここでは「質」より「量」です。
もちろん、売上や契約数などの、結果としての数値目標を掲げることも必要です。しかし、その結果をつくるのは、あくまでも自分の行動です。そして、行動を促すのは、単なる満足感ではなく、達成感。結果が出ないからと悩むのではなく、目標数値をこなしたことの達成感を感じるクセをつけましょう。
◆アクションプラン
1日のチャレンジの定量目標は、必ず達成できる簡単なものに設定する
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