<この体験記を書いた人>
ペンネーム:おこめ
性別:女
年齢:45
プロフィール:夫・子供二人・パート主婦。
我が家は月一で外食の日を設けています。
子供達が成長していくにつれて、部活や習い事、塾などでほとんど夕食に家族4人が揃わなくなりました。
子供の成長は嬉しいけれど寂しいものですね。
なので、家族全員で行く月1の外食は、我が家にとって貴重な時間です。
コロナで緊急事態宣言が発令された時は家族の時間がたくさん過ごせ、その大切さを改めて知った時間だったような気がします。
その後、緊急事態宣言が解除されると、高2の息子も中2の娘も部活や塾に行きだし、ゆっくりとですが日常の生活を取り戻していきました。
そんな中、娘が「ひさしぶりに外食しに行きたい!」と言ってくれたので、久しぶりに外食に行った時のことです。
お店はリーズナブルで美味しい中華料理のお店です。
電車に乗って2駅、家族のお気に入りの店なんです。
2時間食べ放題で大人2980円、学生1980円。
プラス1000円払えばお酒は飲み放題、500円でソフトドリンクが飲み放題です。
高校2年生の息子と中学2年生の娘は食べ盛りなので、本当に助かっています。
日頃節約しているのでプチ贅沢ですね。
そして、満腹になった家族4人で家に帰るのですが、毎回「歩いて家まで帰る」ことを習慣にしています。
電車で2駅なので、歩くと1時間弱あります。
電車代節約という名目ではありますが、この時間が幸せな時間なのです。
街灯が灯る夜道を話しながら帰る約1時間。
学校の話、部活の話、友達の話、日常の些細な出来事を子供達が歩きながら話してくれる、良いコミュニケーションの時間になっています。
子供達も気持ちが解放されるんでしょうか、愚痴もたくさん言います。
でもいいんです、家族なんですから。
愚痴は家族にだけ言うって決まりを作っているので、愚痴を言って、時には悪口も言ってスッキリする。
たまにはいいじゃないですか。
私も仕事が再開されて、新しい生活様式で職場のルールが変わりつつあります。
今まで必要なかった仕事が増えたり、コロナに過敏になっている人がいたりで、息苦しく思う時があります。
そんなことの愚痴を言って、スッキリ。
だって、家族は一番の味方ですものね。
満腹に食べるので、食後のいい運動にもなっています。
話しながら途中早歩き大会になることもあるけれど、もう子供達に追いつけない親達(45歳)。
小さい頃から外食後には必ず歩いて帰ることをやっていますが、昔は疲れたから「抱っこ!」とせがんだ子供達も、地に足つけて立派に育っています。
日頃の節約のおかげでプチ贅沢をして、そのついでに運動をして、子供達とたくさん会話をして本当に幸せだなと感じます。
子供達が大人になるまで、どれくらいあるでしょう。
時間はあるようでも1日はあっという間です。
だから、こんな時間を大切にしていきたいと思います。
関連の体験記:「話があるの」兄と二人、呼ばれて帰った実家で...79歳の母から告白された「驚きの話」
関連の体験記:14歳男子の継母になった私。4年たって突然訪れた...「息子との嬉しい瞬間」/キッチン夫婦(妻)
関連の体験記:「抱っこさせてくれるの?」名家に嫁ぎ、劣等感にまみれた私の前で、初孫を抱いて涙ぐんだ義母
- ※
- 健康法や医療制度、介護制度、金融制度等を参考にされる場合は、必ず事前に公的機関による最新の情報をご確認ください。
- ※
- 記事に使用している画像はイメージです。