「とりあえずやる」はダメ。作業の順番や段取りをハッキリさせてから取り掛かる/すぐやる人になる100の方法

あなたは「なりたい自分」になるためにやろうと決めたことを、ついつい「先送り」にしていませんか?仕事、勉強、ダイエットに部屋の片づけ。いざやろうと思っても続かなかったタスク処理が、心理学的な分析からのアプローチを使えばびっくりするくらい簡単に進んでいきます!「ハック」ブームの火付け役となった著者による、行動力アップのための「最強解説」があなた自身を「やりぬく人」へとアップデートしてくれるはず!

※この記事は『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)(佐々木 正悟/KADOKAWA)からの抜粋です。

pixta_44029621_S.jpg前の記事「結果より数にフォーカスして成功率を上げよう。 ご褒美はタスクに直結したものを/すぐやる人になる100の方法(7)」はこちら。

 

「とりあえず」やらない

取りかかるのは早い。つねに動き回っている。けれども、仕事がいっこうに進んでいない──。そんな人はまわりにいませんか?

本書の趣旨と違うことをいうようですが「すぐやらなければ!」「動かなければ......」という思い込みに支配されると、動いているのに仕事は進まない、という状況に陥ります。ただすぐに動けばいい、というわけではないのです。
やみくもに「とりあえずやる」というのは心の衝動を満足させているだけで、仕事が進んでいるかどうかはまた別の問題なのです。
「とりあえず何かをする」ということでは「仕事をするふりをしている人」になってしまう可能性もあります。

仕事の本質と離れた作業をして、仕事をやった気になってはいないか、考えてみましょう。「1日デスクにいたなー」「疲れたなー」では意味がありません。他人から見て「仕事しているように見える」だけなのです。

 

○ 「とりあえずやっている」うちは本質にたどりつかない

とにかく動いてはいるけれど、仕事が進んでいかない、という人の状況は深刻です。本人も周囲も仕事が進んでいないことに気づかないからです。

たくさんやるべきことはあるけど、何からやればいいかがわからない。やるべきことを絞れない。絞れないから「とりあえずこれをやろう」ということになる。これが「ただ動いているだけの人」への入り口です。

とりあえずメールチェック、とりあえず情報収集のためにネットサーフィン。そんなふうに貴重な時間を費やしてしまっている人はいないでしょうか。
あなたの仕事から「とりあえず」を排除していくことが大切です。

 

○ 朝の貴重な時間が「とりあえず」で埋まっていませんか?

心理学の見地から、朝はとても貴重な時間だといえます。睡眠直後で気力も体力もいちばん充実しているときです。ですから、朝は難しい仕事や、なかなか手につかない仕事を始める最大のチャンスなのです。

しかし、現実はどうでしょうか? 朝オフィスに来たら、まずメールチェック。ここまでは、仕事上、仕方がない人は少なくないでしょう。ただその後、メルマガを読みふけったり、ネットサーフィンをしたりしていませんか? ツイッターやフェイスブック、インスタグラムなども時間を奪う大敵です。

「とりあえず動かなければ!」という気持ちが誤った方向に進むと、すぐやるどころか後退してしまう危険性もはらんでいるということを忘れないでください。

p085.jpg

 

タスクリストを構造化する

「とりあえずやる」ことが意味のないことだ、というのはわかりました。では「とりあえずやる」を防止するためにはどうすればいいでしょうか。
これには、タスクリストを構造化することが必要です。タスクリストの構造化とは作業の順番や段取りをハッキリさせる、ということです。仕事を正しくすぐにやるために、まず構造化、階層化してみましょう。

たとえば、「経費精算」「企画書作成」「プレゼン資料作成」とあったら、どれをどのようにどの順番でやるかということを決めることが重要です。どの作業からどのようにやるかが決まっていないと、「とりあえずメールチェック」などということになってしまいます。

ちゃんと段取りを整えてからやる。「これを準備して、これをやって、最終的にこれをやる」というステップをちゃんと踏まなければ、仕事は進んでいきません。

 

○ 衝動が起きないとやれない、ではダメ

仕事だけでなく、ダイエットや運動であっても「とりあえず走ってみよう」ということでは続きません。「とりあえず」で始めた行動は、ただ「衝動」によって動いているだけです。
「衝動頼み」になってしまうと、次にまたその衝動が起こらない限り実行できなくなってしまいます。

ですから、構造化して、段取りを整えて、ステップを踏んでやらなければダメなのです。ダイエットであれ、勉強であれ、きちんと計画を立てておく。何をやり、何をやらないかを事前に決めておき、決めたら、迷わずに進みましょう。

 

次の記事「現状維持をしながら変化しよう。 行動には「宣言」も効果的!/すぐやる人になる100の方法(9)」はこちら。

 

佐々木 正悟(ささき しょうご)

心理学ジャーナリスト。「ハック」ブームの仕掛け人の一人。専門は認知心理学。
1973年、北海道旭川市生まれ。1997年、獨協大学を卒業後、ドコモサービスで働く。
2001年、アヴィラ大学心理学科に留学。同大学卒業後の2004年、ネバダ州立大学リノ校・実験心理科博士課程に移籍。2005年、帰国。帰国後は「効率化」と「心理学」を掛け合わせた「ライフハック心理学」を探求。執筆や講演を行っている。著書は、『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』(KADOKAWA)、『仕事の渋滞は「心理学」で解決できる』(KADOKAWA)、ベストセラーとなったハックシリーズなど多数。


cover.jpg

『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』

(佐々木 正悟/KADOKAWA)

何をするにも「すぐやる人」と「腰が重い人」っていますよね。あなたはどちらでしょうか?仕事、勉強、トレーニングにスポーツ、ダイエットなど、私たちは自分自身がもつ「目標」のために日々何らかのタスクリストを作っています。しかし、なぜか「やりぬくことができない」と悩む人に知ってほしいのが、心理学的な分析に基づいた「行動理論」。「すぐやる人」「やりぬく人」になれる100の方法が、イラスト図解で端的にわかりやすく紹介されています!タスクに追われて溺れがちな現代人におくる、「すぐやれる自分」にアップデートするための最強取説です!

この記事は書籍『イラスト図解 先送りせず「すぐやる人」になる100の方法』からの抜粋です
PAGE TOP