5色?それとも7色? 雨粒の「プリズム」が生み出す虹の色合い/身近な科学

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※この記事は『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』(涌井貞美/KADOKAWA)からの抜粋です。

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雨粒の「プリズム」が生み出す美しい自然現象。
虹は7色ではない!?

虹を紫、藍、青、緑、黄、橙(だいだい)、赤の7色と表現したのは、かの有名な科学者ニュートンです。ドレミの七音音階に関係づけたからといわれます。300年前のヨーロッパでは、音楽と自然現象を結びつけることがはやっていたのでしょう。しかし、よく見ると、虹に色の境(さかい)などなく、無限の色を含んでいます。

国や文化によって虹の色表現は異なります。米国では「紫、青、緑、黄、橙、赤」の6色、ドイツでは「青、緑、黄、橙、赤」の5色。日本でも、江戸時代は5色と表現されていました。「7色」は人類普遍ではないのです。

では、その虹はどうしてできるのでしょうか。それは、大気の中の雨粒がプリズムと同じ働きをすることから生まれます。

p179.jpgプリズムは三角形の透明ガラスでできています。光はガラスの中で波長ごと(つまり色ごと)に曲がり方が異なります。この性質が太陽の光を虹に分離するのです。

三角形のプリズムで得られる虹は直線状です。雨粒は球形なので、三角形のプリズムと異なり、空にできる虹は弓(ゆみ)形になります。

 

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涌井貞美(わくい さだみ)

1952年、東京都生まれ。東京大学理学系研究科修士課程修了後、富士通に就職。その後、神奈川県立高等学校教員を経て、サイエンスライターとして独立。現在は書籍や雑誌の執筆を中心に活動している。著書は、『図解 身近な科学 信じられない本当の話』『雑学科学読本 身のまわりのすごい技術大百科』(以上KADOKAWA)、『Excelでわかるディープラーニング超入門』『ディープラーニングがわかる数学入門』(以上、技術評論社)、『「物理・化学」の法則・原理・公式がまとめてわかる事典』(ベレ出版)、『図解・ベイズ統計「超」入門』(SBクリエイティブ)など多数。

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『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』

(涌井貞美/KADOKAWA)

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この記事は書籍『[図解]身近な科学 信じられない本当の話』からの抜粋です。

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