『すごい「お清め」完全版』 (中井耀香/KADOKAWA)第8回【全10回】
古神道数秘術家としてこれまでに3万人以上を鑑定し、幸せに導いてきた中井耀香先生。20代の頃からさまざまな占いを学び、本当に効果があるかどうかを自ら実践し、研究してきました。先生の著書『すごい「お清め」完全版』(KADOKAWA)は、『神様があなたのそばにやってくる すごい「お清め」』、『呪いが解けちゃう! すごい「お清め」プレミアム』の内容を凝縮し、新たに加筆したもの。先生が実際に行って成功を収めた行動を、読者が簡単に実行できるようアドバイス付きで掲載しています。今回はこの本のなかから、幸運を引き寄せるための習慣をご紹介します。
※本記事は中井耀香著の書籍「すごい「お清め」完全版」から一部抜粋・編集しました。
レシートは財布に入れない
長財布に入れるのは、お札のほか、銀行のキャッシュカードやクレジットカードなど、お金に準ずるものだけで最小限にとどめましょう。お財布にお店のポイントカードや健康保険証や診察券まで入れる人がいます。確かに便利なのですが、金運を上げようとするならば、これからはできるだけ、お財布の中をすっきりさせるようにしてください。
つくづく不思議なのが、ついていなくてお金に困っている人ほど、お財布を拝見すると、パンパンに膨らんでいるということです。それもお金で膨らんでいるのではなく、ものすごい数のポイントカードや、何カ月分ものレシートでいっぱいになっているのです。
ポイントカード好きな人の特徴として、ポイントを貯めるためにポイント何倍デーという言葉に踊らされてよけいな買い物をして散財する傾向があるようです。必要な(ニーズ)量を買うのではなくポイントを貯めるために欲しい(ウォンツ)量を買ってしまうからです。買うときはニーズとウォンツが重なったときにするのが賢い人です。
またレシートは「すでに使ったお金の証し」です。それを財布に入れておくと「またこれと同じだけのお金を使いたい」ということを呼び、出費につながります。レシートはバッグのポケットに入れるか、一時的にお財布に入れたとしても、帰宅したらすぐに出すようにして、お金を使った痕跡を長時間とどめないようにしましょう。
小銭を粗末に扱っていないか?
お金は全て、「1円」がベースになっています。1円玉が1万個で1万円、1億個で1億円になるのです。お金持ちの方ほどその意味をよくわかっていて、たとえ1円といえども決して粗末には扱いません。
逆に、いつも「お金がない」とピーピー言っている人に限って、小銭を大切にしません。
無造作にジーンズのポケットに突っ込んだり、部屋のあちこちに小銭が置かれていたりしても、平気な顔をしてそのままにしています。長年の私の研究から考えると、小銭は寂しがり屋です。いつもみんなと一緒にワイワイしていたいのです。バラバラにされているのは、小銭にとってとても辛いこと。その上、お金に対する敬意がみじんもない行為といえます。私の知り合いで、「面倒だから小銭のお釣りは受け取らない」という人がいました。その人はそもそも財布というものを持つ習慣がなく、服のポケットに適当にお札を入れ、自分がいくら持っているかもわからないという人でした。
ある日、「仕事が下火になり、なかなか収入が安定しない。どうしたらいいだろう」というご相談を受けたので、早速、お金に対する意識を改めてもらいました。お金に敬意を抱くこと。お札を入れる長財布と、小銭のための小銭入れの二つを持つこと。お釣りは必ず受け取ること。小銭を持ち歩きたくないのなら、受け取ったお釣りの小銭はその日の夜、貯金箱に全部入れることを実践してもらったのです。すると、お金を敬う気持ちが生まれ、「お金は丁寧に扱わなければいけないものだったんだ」と気づいたそうです。繰り返しますが払うは祓うです。
そのうち、知人の紹介で始めた副業がうまくいくようになり、今では「先生のアドバイスで、お金の大切さに気づきました。お金もそうですが、そのお金で買ったものを大切にするようになりました。そして、そのお金をもたらしてくれる仕事に誠心誠意取り組まなければと思うようになりました。自分の心が清められ、うまくいき出したからかな」と言ってくれています。