体がだるいのは水の飲み方が原因かも。正しい水分補給をチェック!【医師の石原新菜先生が指南】

適切な量は?

(1)1日800mL~1.2L飲む
人が生きるために必要な水分量は、1日におよそ2.5Lです。食事により約1Lの水分を補給でき、また、食べ物を分解しエネルギーに換える際に体内で代謝水と呼ばれる水が300mLほど作り出されるので、水や白湯、お茶などで1〜1.2L飲む必要があります。

しかし、大人世代は代謝が下がり筋肉量が落ちているので、そこまで水を必要としません。あまり運動をしない人は800mL程度、アクティブに動く人は1.2Lをめどに、水分を補給しましょう。

大人世代の水分量は、体の約50%です

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水分は筋肉に多く蓄えられます。加齢とともに筋肉量が減少すると、水分が保てなくなります。筋肉量を増やすよう努力しましょう。

飲み方のコツは?

(2)ガブガブ飲まず、嚙むようにゆっくり

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冷たいものを大量に一気に飲むと、胃や腸などの内臓が冷えてしまい、機能が低下してしまいます。飲むときはひと口分を口に含み、口の中で嚙むようにして温めてから、ゆっくり少しずつ飲み込むようにしましょう。1回に飲む量はコップ1杯(200mL)程度を目安に。

一度に大量の水を飲むと...
血液中のナトリウム濃度が減少する「低ナトリウム血症」になり、頭痛や嘔吐などが起こります。米国では水を飲み過ぎて亡くなった例も。

 

<教えてくれた人>

内科医
石原新菜(いしはら・にいな)先生

イシハラクリニック副院長、健康ソムリエ協会理事。漢方医学、自然療法、食事療法などの指導を行う。「温活ドクター」として各種メディアで活躍し、美容と健康増進の効果を広めることに尽力中。

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