視力は戻らないとあきらめていませんか? 目のコリをほぐす「マジカルフレーズ」で得られる4つの効果

『眼科医が考案 1日1分読むだけで目がよくなるマジカルフレーズ』 (松岡俊行/アスコム)第1回【全8回】

パソコンやスマホの普及により、現代人はなにかと目を酷使しがちです。視力の低下を感じつつも、諦めている人も多いのではないでしょうか? そんな方に試してほしいのが、30年以上も眼科専門医をしている松岡俊行先生が考案した「マジカルフレーズ」メソッド。本書『眼科医が考案 1日1分読むだけで目がよくなるマジカルフレーズ』には、31日分のマジカルフレーズが掲載されています。4つの効果を理解して実践すれば、「目のコリ」を効果的に解消できるかも!?

※本記事は松岡俊行著の書籍『眼科医が考案 1日1分読むだけで目がよくなるマジカルフレーズ』(アスコム)から一部抜粋・編集しました。


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現代人は普通に生活するだけで目を酷使している

最近、「子供の視力が急に悪くなった」「近ごろ文字が読みにくく感じる」「スマホ老眼かもしれない」という相談が増えています。特に子供は深刻で、2022年発表のあるデータでは、小学校6年生の約半分が視力1.0以下というから驚きです。

しかし、眼科医の立場から見れば、決して不思議ではありません。現代社会は、パソコンやスマホ、タブレット端末を使わなければ生活できなくなっているからです。仕事や勉強、学校に提出する宿題だけでなく、買い物をしたり、レストランで注文する際にもタブレットを使います。人類の歴史のなかで、こんなに近くばかり見て暮らすライフスタイルはかつてありませんでした。

実は、近くを見続けると目の筋肉に大きな負荷がかかるのです。想像してみてください。朝から晩まで、腰を曲げて重労働していたら、腰を痛めてしまうでしょう。休む暇なく働かされていたら、過労で体調を崩してしまうでしょう。

それと同じことが目に起こっているのです。朝目が覚めてから夜寝るまで、近くの小さな画面を見続けているということは、目にとっては一日中、肉体労働をしているのと同じです。

視力低下の原因は目の筋肉の「コリ」

長時間、近くを見続けると具体的にどんな負荷がかかるのでしょうか。ものを「見る」ためには、ピントを調節する「内眼筋」と、眼球を見るものの方向に向ける「外眼筋」という筋肉を使っています。

スマホやパソコンなど、近くのものばかりを見ていると内眼筋の緊張が続き、血流が悪化。筋肉は固くなり近くを見た状態で固定され、遠くを見るときにピント調節ができなくなります。また、ずっと同じ画面を見続けるので外眼筋も固定されます。

力こぶを作って、しばらくキープしてみてください。腕が震えてきたり、肩や首に痛みを感じたりしませんか? これと同じことが「眼の筋肉」にも起こるのが眼精疲労、すなわち「目のコリ」です。放置していると、近視や老眼を招いてしまいます。

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松岡俊行
医学博士。眼科専門医。1992年京都大学医学部医学科卒。1996年京都大学大学院研究科、2001年10月、ロンドン大学UCL(University College London)客員研究員。京都大学大学院在学中に「Science」に、ロンドン留学中に「Nature」に論文掲載。2008年、京都大学 大学院 医学研究科准教授。2019年、大阪府吹田市に江坂まつおか眼科を開業。2021年、医療法人アメミヲヤ設立。2022年、「近視の撲滅を目指す Dr.まつおか」YouTubeチャンネル開設。スマートフォンの普及に伴い「小学校6年生の半数が視力1.0以下になる」「幅広い年齢層で『スマホ老眼』になる人が続出」といった状況が起きていることを憂慮。自宅でできる手軽な視力回復メソッドとして「マジカルフレーズ」を考案する。ほか、寝ている間に専用のコンタクトレンズを装着することで視力回復を図る「オルソケラトロジー」を推進。現代日本人の視力回復を目指し、精力的な活動を続けている。

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※本記事は松岡俊行著の書籍『眼科医が考案 1日1分読むだけで目がよくなるマジカルフレーズ』(アスコム)から一部抜粋・編集しました。
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