視力は戻らないとあきらめていませんか? 目のコリをほぐす「マジカルフレーズ」で得られる4つの効果

「よく動く眼球」を保つことが「目をよく」する

人はものを見るときに水晶体(目のレンズ)だけでなく眼球を動かして焦点を合わせています。そのため、外眼筋の動きが悪ければ、ピントは合いません。また、外眼筋のコリが続くと、眼球への血流も滞るため、目の働きが衰えます。外眼筋のコリや疲れを解消しなければ、「目がよく」ならないのです。

この点でも、「マジカルフレーズ」は、内眼筋と外眼筋、両方のコリ解消に効果が期待できます。特に外眼筋は、眼球を様々な方向に動かすため、ストレッチになります。

視力は戻らないとあきらめていませんか? 目のコリをほぐす「マジカルフレーズ」で得られる4つの効果 magicalphrase21.jpg

眼球をゆっくり動かす「目のヨガ」でコリがほぐれる

「低下した視力は戻らない」と思い込んでいる人もいるかもしれません。しかし回復が可能なケースも多いのです。目が過労状態でヘロヘロになり、ピント調節がうまくできなくなっているだけだからです。「目が悪くなった」原因である「目のコリ」をほぐせばいいのです。
肩がこったり、腕の筋肉が疲れたら、どうしますか? ストレッチやマッサージでコリやこわばりをほぐしますよね。同じことを目の筋肉に行うのが「マジカルフレーズ」です。

世の中に数ある「目のトレーニング」のほとんどは、眼筋を鍛える方法をうたっています。対して、この本は「目のコリをほぐす」「疲れを癒す」方法をご提案しています。前者が「目の筋トレ」であれば、「マジカルフレーズ」は「目のヨガ」にあたるイメージです。「マジカルフレーズ」は、ヨガのように、リラックスして意識的にゆっくりと目を動かして、眼筋をほぐし、血流をよくして、酸素の循環を改善し、目のコンディションを整えます。

ヨガが普段やらない特殊な姿勢を取るように、あえて読みにくい「逆さ読み」を中心とした特別な文章を読むことで、目の筋肉が程よく刺激されストレッチ効果が増します。

 

松岡俊行
医学博士。眼科専門医。1992年京都大学医学部医学科卒。1996年京都大学大学院研究科、2001年10月、ロンドン大学UCL(University College London)客員研究員。京都大学大学院在学中に「Science」に、ロンドン留学中に「Nature」に論文掲載。2008年、京都大学 大学院 医学研究科准教授。2019年、大阪府吹田市に江坂まつおか眼科を開業。2021年、医療法人アメミヲヤ設立。2022年、「近視の撲滅を目指す Dr.まつおか」YouTubeチャンネル開設。スマートフォンの普及に伴い「小学校6年生の半数が視力1.0以下になる」「幅広い年齢層で『スマホ老眼』になる人が続出」といった状況が起きていることを憂慮。自宅でできる手軽な視力回復メソッドとして「マジカルフレーズ」を考案する。ほか、寝ている間に専用のコンタクトレンズを装着することで視力回復を図る「オルソケラトロジー」を推進。現代日本人の視力回復を目指し、精力的な活動を続けている。

※本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています


※本記事は松岡俊行著の書籍『眼科医が考案 1日1分読むだけで目がよくなるマジカルフレーズ』(アスコム)から一部抜粋・編集しました。
PAGE TOP