「よく動く眼球」を保つことが「目をよく」する
人はものを見るときに水晶体(目のレンズ)だけでなく眼球を動かして焦点を合わせています。そのため、外眼筋の動きが悪ければ、ピントは合いません。また、外眼筋のコリが続くと、眼球への血流も滞るため、目の働きが衰えます。外眼筋のコリや疲れを解消しなければ、「目がよく」ならないのです。
この点でも、「マジカルフレーズ」は、内眼筋と外眼筋、両方のコリ解消に効果が期待できます。特に外眼筋は、眼球を様々な方向に動かすため、ストレッチになります。
眼球をゆっくり動かす「目のヨガ」でコリがほぐれる
「低下した視力は戻らない」と思い込んでいる人もいるかもしれません。しかし回復が可能なケースも多いのです。目が過労状態でヘロヘロになり、ピント調節がうまくできなくなっているだけだからです。「目が悪くなった」原因である「目のコリ」をほぐせばいいのです。
肩がこったり、腕の筋肉が疲れたら、どうしますか? ストレッチやマッサージでコリやこわばりをほぐしますよね。同じことを目の筋肉に行うのが「マジカルフレーズ」です。
世の中に数ある「目のトレーニング」のほとんどは、眼筋を鍛える方法をうたっています。対して、この本は「目のコリをほぐす」「疲れを癒す」方法をご提案しています。前者が「目の筋トレ」であれば、「マジカルフレーズ」は「目のヨガ」にあたるイメージです。「マジカルフレーズ」は、ヨガのように、リラックスして意識的にゆっくりと目を動かして、眼筋をほぐし、血流をよくして、酸素の循環を改善し、目のコンディションを整えます。
ヨガが普段やらない特殊な姿勢を取るように、あえて読みにくい「逆さ読み」を中心とした特別な文章を読むことで、目の筋肉が程よく刺激されストレッチ効果が増します。