糖尿病専門医の牧田善二先生おすすめのお刺身や生野菜で簡単!「糖化と酸化を防ぐ食材」レシピ

老化対策には日頃の運動なども大切ですが、特に食事に関わる、食材や食べ方の工夫で影響があることが分かってきています。今回は、AGE牧田クリニック院長の牧田善二(まきた・ぜんじ)先生に「老化を加速させる糖化と酸化」についてお聞きしました。

【前回】糖尿病専門医の牧田善二先生お墨付き!「糖化と酸化を防ぐ最強食材」のレシピ

食材は「まぐろ・かつお・鮭」

●まぐろ、かつおには、疲労回復成分のイミダペプチドが充実。美容効果も高い。
●鮭には抗酸化作用の他、DHAやEPA 、オレイン酸も豊富で血管の柔軟性を保つ作用も。

食べ方は「刺身で」

魚は、刺身やたたきなどが最もおすすめ。玉ねぎやにんにくと一緒に食べることで、ビタミンB1の働きを高めることができます。

【ポイント】

キムチやオクラ、アスパラガス、レモン、パセリ、レタスなど、抗酸化作用のある食材と合わせてダブルの効果を。

まぐろのキムチあえ

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1人分130kcal/塩分1.1g/糖質2.0g

材料(2人分)
まぐろ...1さく(150g)
キムチ...60g
オクラ...4~5本
ごま油...大さじ1/2
しょうゆ...少々
刻みのり...適量
黒いりごま...適量

作り方
(1)まぐろはぶつ切り、キムチは細かく切る。オクラはガクをぐるりとむいてさっとゆで、一口大に切る。

(2)ボウルに(1)とごま油を混ぜ、しょうゆで味をととのえる。器に盛り、のりと黒ごまをふる。

かつおとアスパラのオリーブレモンマリネ

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1人分148kcal/塩分0.9g/糖質1.9g

材料(2人分)
かつお...1さく(150g)
アスパラガス...5本
レモン...薄切り2枚
(A)塩...小さじ1/4
(A)にんにく(すりおろし)...1/2片分
(A)パセリ(みじん切り)...大さじ1
(A)レモン汁(または酢)...大さじ1
(A)オリーブ油...大さじ1

作り方
(1)かつおはペーパータオルで水けを拭き取り、酒適量(分量外)をなじませてラップをし、15分冷蔵庫に入れる。

(2)(1)を1cm幅に切る。アスパラガスは根元の皮をむいてトースターで3分焼き、食べやすい長さに切る。レモンはいちょう切りにする。

(3)(A)を混ぜ合わせ、かつおとあえる。器に盛り、アスパラとレモンを散らす。

サーモンのマスタードサラダ

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1人分259kcal/塩分0.4g/糖質1.7g

材料(2人分)
サーモン...1さく(150g)
フリルレタス...1株(80g)
玉ねぎ...1/8個
(A)練りからし...小さじ1/3
(A)酢...大さじ1/2
(A)オリーブ油...大さじ1と1/2
(A)塩...少々
(A)こしょう...少々

作り方
(1)サーモンは食べやすい大きさに切る。フリルレタスはちぎり、玉ねぎは薄切りにして水にさらす。

(2)器に(1)を盛り、合わせた(A)をかける。あれば、砕いたナッツ適量(分量外)を散らす。


 

AGE 牧田クリニック院長
牧田善二(まきた・ぜんじ)先生

北海道大学医学部卒業。糖尿病専門医、医学博士。1996年北海道大学医学部講師、2000年久留米大学医学部教授。03年より現職。新刊『医者に殺されない 病院・医者の正しい選び方』(新星出版社)他、著書多数。

この記事は『毎日が発見』2023年6月号に掲載の情報です。

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