今、医師や管理栄養士の間で「亜鉛」が注目されているんです。「病気しやすい」「やる気がなくなる」...こんな悩みの原因に「亜鉛不足」があり、日本人の約10〜30%が「亜鉛」欠乏状態と言います。そこで、医師の平澤精一さんと管理栄養士の岸村康代さんによる『長生きの切り札! 亜鉛チャージ健康法』(アスコム)から、お二人が提案する「亜鉛チャージ健康法」をご紹介します。
ごはんにひと手間加えて「長生き」!
卵かけごはんを食べるときに、ごはんにひと工夫加えることで、健康的でおいしい卵かけごはんになります。
ふだん食べている白米とは違い、亜鉛効果も高められます。
おすすめのごはん
卵の白身をごはんに混ぜた「白身ふわふわごはん」
一膳当たり亜鉛0.9mg
ふわふわにすることで、のどごしもよくなり、飲み込みにくさを感じる高齢者にも食べやすくなります。
また、粘りがあるものやタンパク質が多いものは、血糖値の上昇を緩やかにしてくれる働きも期待できます。
卵の白身を白米に混ぜることで、
血糖値の上昇を抑える!
ご高齢の方も食べやすい!
普通の卵かけごはんに比べて風味もよくなる
と、いいことずくめ!
さらに
白米をもち麦ごはんに変えると...
もち麦は、亜鉛量が白米の2.8倍!
一膳当たり亜鉛2.5mg
食品の中でも、水溶性食物繊維の含有量がトップクラスのもち麦。
水溶性食物繊維は腸内細菌のエサとなり、腸内環境を整えてくれるほか、食後の血糖値上昇を抑えるなど、さまざまな働きをしてくれます。
また、プチプチとした食感も楽しめるのが特徴。
白米をおからパウダーごはんに変えると...
食物繊維、大豆イソフラボンもプラス
一膳当たり亜鉛1.0mg
おからパウダーは、ごはん一膳に小さじ1~3杯くらい混ぜるのがオススメ。
自分の好みで、おからの量を調整しましょう。
おからパウダーはその約半分が食物繊維で、残りの約半分が大豆タンパク質。
抗酸化成分も含みます。
食物繊維量は、食品の中でもトップクラス。
おからに含まれる不溶性食物繊維は便のかさを増して便通をよくするほか、満腹感を感じやすく、ダイエットにもオススメ。
身近な食材で最強ミネラル・亜鉛を取れる「亜鉛チャージ健康法」を4章に渡ってまとめ、54のメニューも合わせて公開しています