外反母趾や下肢静脈瘤、足底腱膜炎、扁平足、足裏の痛み、足首の痛み、むくみ、だるさ・・・。足の悩みはさまざまです。足のトラブルを放置すると、やがては全身に悪影響を与え、さらにやっかいな症状を引き起こすケースも少なくありません。生活習慣や歩き方、悪い姿勢など、原因は人それぞれですが、足のトラブルを起こす人には共通点があります。それは、足裏のアーチが崩れていること。年間約2000名の足の悩みを解決してきた、さいたま中央フットケア整体院院長の冨澤敏夫先生に、ぐんぐん歩ける足になる「足ラクラク体操」を教えてもらいました。
前回記事『足のトラブルの原因にも!「足のアーチ」の基礎知識』はこちら
ぐんぐん歩ける足になる!! 足ラクラク体操
ぐんぐん歩ける足になるには、足裏のアーチを作ることが重要です。
「かかと上げMAX運動」や「本のせ歩き」「足指グーパー体操」など、一つ一つは簡単なものばかり。
毎日、続けることを目指しましょう。
ふくらはぎの血流アップ!「かかと上げMAX運動」(10秒×3回)
軽く両足を開き、まっすぐ立ちます。
かかとを思いっ切り上げてつま先で立ち、その状態を10秒維持します。
10秒たったらゆっくりとかかとを下ろします。
ぐらぐらしたら
机やいすの背などに手をついて行いましょう。
できるようになったら
「片足でかかと上げ」(5秒×2回)
左足を軸にして、片足で立ちます。
その状態で、左のつま先を上げます。
5秒たったら、足を替えて反対側も同様に行います。
壁に手をついてもかまいません。
右足を上げてつま先立ち
足を替えて反対側も
バランス良く歩けるようになる!「本のせ歩き」(1分間)
まっすぐ正面を向いて立ち、頭の上に本をのせます。
本を落とさないようにまっすぐ歩きます。
1分間続ける
足指の力をつける!「足指でグーパー体操」(各10回)
足指を使って、「グー」「パー」のじゃんけんをします。
左右同時でも別々でもかまいません。
続けるうちに必ずできるようになるので、あきらめずに行いましょう。
目線は、まっすぐ遠くを見ましょう。
足の指を足の裏の中心に向けて、ギュッと折り曲げます。
足の指と指の間を思いっ切り広げます。
足の指を動かしにくいと思った人は!
「足指でグーパー体操」が思うようにできなかった人は、足指の間に手の指を入れ、優しく握ってストレッチしましょう。
最初は足の裏側に向けて5秒ほど伸ばし、次に足の甲に向けて5秒伸ばします。
気持ちいい強さで行います。
取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 モデル/永谷佳奈