顔色も良くなる!腎臓を活性化する「あうん呼吸」のススメ

体の老廃物の排出や血圧コントロールなど、全身の健康を司る「腎臓」。その働きが衰えると「疲れやすくなる」「むくみやすい」などの不調が起こりやすくなります。そこで2人の専門家に「腎」(主に腎臓+副腎)についてお聞きしました。今回は体内にしっかりと酸素を送り込む「あうん呼吸」について教えてもらいました。

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東洋医学において主に腎臓と副腎を合わせて "腎"といいますが、エネルギーの源とされるこの"腎"の機能を高めるためには、なにより「呼吸をしながらの体操」がおすすめです。

ですが、年齢を重ねると呼吸は浅くなってしまいがち。すると、体に十分な酸素を取り入れることができなくなり、内臓の機能が低下し、顔色も悪くなります。
「腹式呼吸をして体の中にしっかり酸素が送り込まれると、腎が刺激され活性化します。東洋医学的には、腎には肺が行う呼吸をサポートする役割もあるといわれます」と、岡山大学病院(脳神経内科)病院講師の菱川 望先生はいいます。

そこで、カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格、ヨーガ講師・ヨーガ療法士である高橋依子さんに、効果的な呼吸法を教えてもらいました。

腎を元気にする運動は、呼吸を止めずに行います。
「体の動きに合わせて"あー、うー、んー"と声に出すと自然と腹式呼吸ができます。続けることで深い呼吸を身に付けて腎の機能を高めましょう」(高橋依子さん)。

 

●あうん呼吸のやり方

「あー、うー、んー」と、それぞれ10秒以上声を出します。「あー」と声を出すと、自然に息を吐くことができます。吸ってから「うー」と声を出します。

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・肩の力は抜きます。
・声を出すときはおなかがへこみます。
・「あー、うー、んー」は、各10秒以上言います。

 

1905_p048_01.jpg声を出すときに、おなかがへこむのを意識。

 
このように呼吸しながら、腰や脚を回す、体をひねる、反らすといった動きによって腎臓につながる部位を刺激することで、腎の疲れが軽減され、さまざまな不調の改善が期待できます。

「簡単な体操を習慣化することで、腎の健康を高めることができます。腎が健康になれば、冷えやむくみ、尿漏れ、難聴、認知機能の改善などが期待できます。また、薄毛や白髪の予防や顔色が良くなるなどの効果も。腎をケアすることは、上手に年を重ねる方法の一つと覚えてください」(菱川先生)。

 

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取材・文/笑(寳田真由美) 撮影/西山輝彦 

 

<教えてくれた人>

菱川 望(ひしかわ・のぞみ)先生

岡山大学病院(神経内科)病院講師、認知症専門医。インドの伝統医学であるアーユルヴェーダに造詣が深く、その知恵を生かした予防医療にも力を注いでいる。

 

運動指導

高橋依子(たかはし・よりこ)さん

カリフォルニア州(AUCM)認定アーユルヴェーダ医療(東洋医療)開業医資格、ヨーガ講師・ヨーガ療法士。さまざまな自治体で高齢者向けエクササイズを制作・指導。

この記事は『毎日が発見』2019年5月号に掲載の情報です。

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