「4つのタイプ別体操」で痛みの原因部位を特定!股関節痛にさようなら

股関節(こかんせつ)が痛むと歩くのが不自由になり、生活に支障が出てしまいます。股関節に痛みを感じている人は、簡単にできる4つの体操で痛みの原因となっている部位を見つけ、股関節痛を改善させましょう。「変形性股関節症(へんけいせいこかんせつしょう)」などの股関節痛が起こるしくみや、家庭で実践できる「痛みのタイプ別体操」、日常生活で痛みを和らげるコツについて医学博士の銅冶英雄先生に教えていただきました。

pixta_30415000_S.jpg前の記事「神経、軟骨、筋肉...この痛みはどこから? 股関節痛の原因は人によって異なります(2)」はこちら。

 

体操しながら痛みの原因となる部位を突き止める

自分の股関節痛はどの部位が原因なのかを見つけるには、「痛みのタイプ別体操」を行います。下図は体操の流れを示しています。番号順に体操を行い「痛みの強さ」「痛みの範囲」「歩きやすさ」が改善したかどうかを確認。どのタイプの体操が自分に向いているかを判断します。

■当てはまるのはどれ?4つの「痛みのタイプ別体操」
1. 腰椎型:「体反らし体操」「壁おじぎ体操」

痛みが改善したら→その体操を続ける
痛みが改善しなかったら→2.の体操を行う

 

2. 関節包型:「股関節伸ばし体操」「股関節曲げ体操」

痛みが改善したら→その体操を続ける
痛みが改善しなかったら→3.の体操を行う

 

3. 関節軟骨型:「つま先パタパタ体操」「かかとトントン体操」

痛みが改善したら→その体操を続ける
痛みが改善しなかったら→4.の体操を行う

 

4. 筋肉型:「横向きテニスボール体操」「あおむけテニスボール体操」

痛みが改善したら→その体操を続ける
痛みが改善しなかったら→受診して手術などを検討する

 

 
「痛みのタイプ別体操」を順番に行い、痛む部位を見つける

まず1番目の「腰椎型」の体操を行います。「体反らし体操」と「壁おじぎ体操」のどちらかで痛みが改善したときには、その体操を続けます。もし改善しない場合は2番目の「関節包型」の体操へ、というように順に進めます。

「痛みが和らぐ体操を探し、それを続けましょう。原因となる部位が複数ある場合は、それぞれの体操を行います。痛みの改善が停滞したら、再度『痛みのタイプ別体操』を順番に行って、自分に合う体操を探します」と銅冶先生。

次回から体操の方法を詳しく説明します。

 

次の記事「股関節痛に効く!「痛みのタイプ別体操」はまずは「腰椎(ようつい)型」から試して(4)」はこちら。

取材・文/松澤ゆかり

 

<教えてくれた人>

銅冶英雄(どうや・ひでお)先生

お茶の水整形外科 機能リハビリテーションクリニック院長。医学博士、日本整形外科学会専門医。日本医科大学卒業後、千葉大学附属病院などを経て2010年より現職。著書『ビジュアル版 自分で治す!股関節痛』(洋泉社)など。

この記事は『毎日が発見』2019年3月号に掲載の情報です。

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