「畑の肉」とも言われる栄養たっぷりの大豆。更年期障害によいとされ、骨粗鬆症予防にも役立つとあって、女性の食事にはぜひ毎日取り入れたいところ。しかし大豆は水に一晩浸してからゆでて...と、時間がかかるイメージで敬遠してる人も多いかもしれません。
大豆を日々の食事に簡単に、上手に取り入れる方法を、管理栄養士で食生活アドバイザーである堀 知佐子さんに教えてもらいました。今回は大豆ペーストを使ったアレンジレシピをご紹介します。
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大豆ペーストとは?
水煮大豆をフードプロセッサーやすり鉢でペースト状にして作ります。
※冷凍用保存袋に入れて冷蔵で3~4日間、冷凍で1カ月保存可能。
作ってみましょう、大豆ペーストを使ったおかず
大豆ペーストを混ぜた肉団子でボリュームある一皿
「大豆入り鶏団子と根菜の煮物」
材料(2人分)
鶏ひき肉...150g
大豆ペースト...50g
かぶ...2個
にんじん...1/4本
水...11/2カップ
昆布(だし用)...5g(5×5㎝)
うす口しょうゆ...大さじ1
七味とうがらし...少々
作り方
1.昆布はキッチンばさみで細切りにする。かぶはくし形切りに、にんじんは一口大の乱切りにする。
2.ボウルに鶏ひき肉、大豆ペーストを入れてよく混ぜ合わせる。
3.鍋に昆布、水、にんじんを入れて中火にかける。沸騰したら弱火にし、2をスプーンで成形して落とし入れ、約5分煮る。
4.しょうゆ、かぶを加えて中火にし、かぶに火が通るまで煮る。器に盛り、七味とうがらしをふる。
大豆ペーストを白あえ風のあえ衣に!
「鮭ときのこのあえもの」
材料(2人分)
甘塩鮭...1切れ
大豆ペースト...40g
しいたけ...3枚
まいたけ...1/2パック
A 練りごま...大さじ1
砂糖...小さじ2
しょうゆ...小さじ2
作り方
1.しいたけは四つ割りにし、まいたけは細かくほぐす。フライパンでから炒りし、火が通ったら取り出す。
2.鮭は魚焼きグリルで焼き、火が通ったら取り出す。粗熱がとれたら皮と骨を除き、身をほぐす。
3.ボウルに大豆ペースト、Aを入れてよく混ぜ合わせる。1、2を加えてあえる。
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取材・文/ほなみかおり 撮影/原 務