不安なとき、集中したいとき...シーンに合わせて使える「3つの呼吸法」

緊張したり、焦っているときには呼吸が浅くなりがちです。疲れをためずに若返るためには気持ちをリラックスさせる深い呼吸で、副交感神経を刺激するとよいそうです。今回は各シーンに合わせた3つの呼吸法を順天堂大学教授・小林弘幸先生に教えていただきました。

【1日に何度でも】体の隅々まで酸素を取り入れるように「深呼吸」

体に活力が欲しいときフレッシュな空気をたっぷり!

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1.胸を広げて、顔も少し上げて、息を吸う。気道が広がり、呼吸が深くなる。胸を大きく開いて、縮こまった体を解放する。

2.口から息を吐きながら、首や腕の力を抜く。1分程度続けることで、気分転換になる。

【不安なとき】ポジティブな意味でやってみよう「ため息」

不安を解消してリラックスに導く"リカバリーショット"。

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集中時には無意識に呼吸が浅くなりがち。

深いため息で血流を改善。
意識的にため息をつくことで、二酸化炭素を吐き出し、体に新鮮な酸素を取り入れる。


【集中力が必要なとき】「吸う」「吐く」を同じ時間で「1対1呼吸法」

交感神経を活発にするスイッチオン呼吸。

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胸元での浅い呼吸を、短いリズムで。
「吸う」時間と「吐く」時間を1対1にする。

「フッフッフッ」と短く呼吸して、やる気をアップ。

構成/山下 崇 取材・文/三村路子 

疲れをためず毎日を快適にする『小林弘幸式若返り健康法』その他の記事はこちら

 

<教えてくれた人>

小林弘幸(こばやし・ひろゆき) 先生

1960年生まれ。順天堂大学医学部教授。日本初の便秘外来を開設。自律神経研究の第一人者。学生時代はラグビーに熱中、スポーツにも造詣が深く指導も。著書多数。

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この記事は『毎日が発見』2020年2月号に掲載の情報です。

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